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「身長はお持ちですか?」疲れ切った夕方のレジで言い間違えた私。だが、客の一言で笑い話に一変

  • 2026.9.4

夕方のレジで、口から出た謎の一言

スーパーのレジで働いていたころの話です。夕方になると仕事帰りのお客様が増え、レジの前には途切れることなく列ができていました。

かごを受け取り、商品を読み取り、会計をする。その間にも、次のお客様のかごが視界に入ります。

「ポイントカードはお持ちですか」

一日に何度も繰り返す言葉なので、忙しい時間帯になると、考えるより先に口から出るようになっていました。

その日は朝から勤務していて、夕方にはかなり疲れていました。それでも列は続いていたため、なるべくお待たせしないよう、いつもの手順で商品を通していました。

次に来られたのは、年配の男性のお客様です。

かごの中には、お弁当も入っていました。私は商品を読み取りながら、いつものようにカードの確認をし、そのあとお弁当を温めるか聞こうとしました。

ところが、その二つの言葉が頭の中で妙な形に混ざってしまったようです。

「身長はお持ちですか?あ、お弁当は温めますか」

口にした直後、自分でも動きが止まりました。

身長はお持ちですか。

自分で言っておきながら、意味が分かりません。

「す、すみません。ポイントカードです」

慌てて言い直しましたが、恥ずかしさで顔が熱くなっていくのが分かりました。

頭の上を指して、お客様が返した言葉

すると男性は怒るでもなく、一瞬きょとんとしたあと、少し笑いました。

そして自分の頭のてっぺんあたりを手で示しながら、

「身長なら、170センチくらい持ってますよ」

と返してくれたのです。

私は思わず笑ってしまいました。

後ろに並んでいたお客様からも、小さな笑い声が聞こえました。

「失礼しました。本当にすみません」

そう言うと、男性は「疲れてるんだね」と笑っていました。

お弁当について聞き直すと、「そのままで大丈夫です」と答えてくださり、会計は何事もなく終わりました。

私は商品を袋に入れてお渡しし、いつもより少し大きな声で「ありがとうございました」と頭を下げました。

混雑している時間だったので、言い間違えた瞬間は本当に焦りました。けれど、お客様が笑って返してくれたことで、張りつめていた気持ちも少し軽くなりました。

あれから何年も経ちますが、「身長なら持っています」と返してくれたあの言葉は、今でもよく覚えています。

恥ずかしかったはずの失敗を、思い出すと少し笑える出来事に変えてくれたお客様でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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