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「兄の家なら、うちの家族のもの」そう思い込んでいた私に、義姉が返してきた「いいですよ」

  • 2026.9.24
ハウコレ

承諾の返事に喜んだのは、ほんの数分でした。続けて届いた2枚の写真と数字の意味を、私は今も夫に話せていません。

兄夫婦が家を建てたと聞いた日から、私の頭の中では子ども部屋の割り振りが始まっていました。

軽い気持ちで送った「取り替えっこ」

うちは子どもが2人いて、今のアパートは手狭になる一方でした。広い家を自分たちで持つお金の算段は、考えるだけで気が重くて。だから兄夫婦の新居を知ったとき、私は義姉に「ねえ、家取り替えっこしない?」と送りました。「子どもが大きくなってきて、今の家じゃ狭くて」とも続けました。兄は昔から、頼めばたいてい譲ってくれる人です。どこかで「兄の家なら、うちの家族のもの」と思い込んでいたのです。

母も兄も、私の側にいてくれた

義姉からの返事が来ないうちに、母が家族のグループチャットで「子どもは広い家に住んだ方がいいし、交換してあげたら?」と書き、兄も「まあ、考えてもいいんじゃない?」と続けてくれました。味方が増えるほど、話はもう決まったようなものだと安心していました。義姉がそれをどう読んでいるのかは、考えもしませんでした。

「いいですよ」のあとに届いたもの

グループチャットに、義姉から「いいですよ。条件はあとで送ります」と上がりました。決まった、と思いました。ところが続けて届いたのは、ローンの契約書と土地の登記の写真が2枚。「この家のローンは私の名義です。土地は私の親のものです」「交換するなら、残りのローンを全額引き継いで、土地代は私の親に毎月払ってください」。並んだ数字は、うちの家計では引き受けようのないものでした。あの家は、建物どころか建っている土地まで義姉やその親のもので、兄のものはどこにもなかったのです。私は翌朝、「あの話はなかったことにしてほしい」とだけ返しました。

そして...

義姉への謝罪は、書きかけのまま送れずにいます。送れば、確かめもせずに欲しがった自分を認めることになるからです。今は夫と2人で物件の紙を広げ、自分たちの予算を書き込んでいます。子ども部屋は、私たちが払える家の中で作ります。

(30代女性・パート)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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