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「なんでこんなに待たせるんだ」と怒鳴った男性。10人ほど並ぶレジで、店長が取った対応

  • 2026.9.21
「なんでこんなに待たせるんだ」と怒鳴った男性。10人ほど並ぶレジで、店長が取った対応

土曜の夕方、10人ほどの列

土曜の夕方、妻に頼まれた牛乳と豆腐をかごに入れて、近所のスーパーのレジへ向かいました。

開いているレジは一台だけで、私の前には10人ほど並んでいました。

すぐ前にいたのは、60代くらいの男性です。列が少し進むたびに腕時計を見て、何度か体の向きを変えていました。待つうちに、だんだん落ち着かなくなっているようでした。

やがて男性の前にいた客の会計が終わると、男性はレジに立つ若い店員さんへ身を乗り出しました。

「ちょっと、なんでこんなに待たせるんだよ」

店員さんは驚いたように顔を上げ、すぐに頭を下げました。

「申し訳ありません。ただいま応援を呼んでおりますので、もう少々お待ちください」

しかし男性は納得できなかったようです。

「だから、なんでこんなに待たせるんだって。毎週来てるけど、この時間いつも混んでるじゃないか」

さっきよりも大きな声でした。

店員さんは一瞬言葉に詰まりましたが、「申し訳ありません」ともう一度頭を下げました。

周りに並んでいた人たちも気まずそうに視線をそらしています。私も何か言おうか迷いましたが、余計に話がこじれそうで、黙って様子を見ていました。

私が列に並んでからは、まだ10分ほどでした。

店長が開けた、もう一台のレジ

そこへ、売り場の奥から店長の名札をつけた男性が早足でやって来ました。

「大変お待たせしました。こちらのレジも開けますね」

そう言って隣のレジの明かりをつけると、列を見ながら声をかけました。

「前の方から順番に、こちらへどうぞ」

ちょうど男性は最初のレジで会計が始まったところでした。そのため、すぐ後ろにいた私から順に、何人かが隣のレジへ移りました。

男性は商品を袋に入れながら、まだ不満そうに店長を見ました。

「だったら、最初から二台開けてくれればよかったじゃないか」

店長は言い返すことなく、軽く頭を下げました。

「お待たせしてしまって、申し訳ありません」

男性は何か言いたそうにしていましたが、それ以上は声を上げませんでした。会計を終えると財布をしまい、そのまま出口へ向かっていきました。

私の会計が終わるころ、隣を見ると、最初のレジにいた若い店員さんが次の客に「お待たせしました」と頭を下げていました。

怒鳴られた直後なのに、表情を崩さず接客を続けている姿が印象に残りました。

混んでいるレジで待っていれば、急いでいる人ほど焦ることもあると思います。それでも、目の前の店員さんに声を荒らげたところで、列がすぐになくなるわけではありません。

店長も男性を言い負かそうとはせず、ただレジを増やして順番に案内していました。大きな言葉で対抗するのではなく、必要な対応を淡々と進めたことで、その場の空気も少しずつ落ち着いていきました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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