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「この値段、広告と違うやん」混雑したレジで値段に納得しない客。だが、店員が冷静に対応した結果

  • 2026.9.21

夕方のレジで止まった会計

仕事帰りの夕方、夕飯の材料をカゴに入れて、近所のスーパーのレジに並んでいました。開いているレジは2台だけで、どちらにも長い列ができていました。

私の前では、60代くらいの男性が会計をしていました。若い女性の店員さんが商品を読み取っていくと、ある商品のところで男性が画面をのぞき込みました。

「あれ?ちょっと待って。この値段、広告と違うやん」

店員さんは手を止め、商品と画面を見比べました。

「申し訳ありません。少し確認しますね」

すると男性は、レジの画面を指さしながら言いました。

「いや、広告ではもっと安かったで。この値段、広告と違うやん」

少し声が大きくなったので、私は思わず後ろを振り返りました。

男性の後ろには、私を含めて6人が並んでいました。誰も口には出しませんでしたが、隣のレジを気にしたり、カゴを持ち替えたりしています。

店員さんは商品名を確認してから、男性に尋ねました。

「広告でご覧になったのは、こちらの商品で間違いないでしょうか」

「そうやと思うけど。見た目も同じやったし」

「もしかすると、種類が違うかもしれません。確認しますので、少々お待ちください」

店員さんは呼び出しボタンを押すと、入口のラックに置かれていた広告のチラシを取りに向かいました。

チラシを見比べて分かった違い

店員さんがチラシを手に戻ってくると、ほぼ同時に店長もレジへやってきました。

「お待たせしました。こちらの広告でしょうか」

店員さんがチラシを広げると、男性はすぐに写真を指さしました。

「そうそう、これや。ほら、やっぱり安いやろ」

店長は男性のカゴから商品を一つ取り出し、チラシの写真と見比べました。

「確かによく似ていますね。ただ、こちらは商品名と容量が少し違うんです」

「え、違う商品なん?」

男性は少し驚いた顔で、手元の商品とチラシを交互に見ました。

「はい。広告に載っているのはこちらの商品です。売り場では棚の端に置いてあります」

「でも、これだけ似てたら間違えるやろ」

「そうですね。分かりにくかったかもしれません。ただ、広告の価格になるのはこちらの商品なんです」

店長がチラシの商品名と容量を指で示すと、男性は黙ってもう一度見比べました。

しばらくして、「ああ、ここが違うんか」と小さくつぶやきました。

「じゃあ、そっちに替えてくるわ」

男性は手にしていた商品を台の上に置き、売り場へ戻っていきました。そして少しして、チラシと同じ商品を持って戻ってきました。

「これで合ってる?」

「はい、こちらです」

店長が答えると、男性は「分かった」とうなずき、そのまま会計を済ませました。

ようやく列が動き始め、私の番になりました。

店員さんは私のカゴを受け取りながら、申し訳なさそうに頭を下げました。

「お待たせしてしまって、すみませんでした」

「いえ、大丈夫ですよ」

そう返すと、店員さんは少しほっとしたように「ありがとうございます」と言いました。

広告の商品とよく似たものが並んでいれば、勘違いしてしまうこともあるのかもしれません。チラシを実際に見比べたことで、ようやくお互いの話がかみ合ったように感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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