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【60代ヘルスケア】夏なのに太るのはなぜ?60代が知っておきたい“夏太り”の原因とは【薬剤師監修】

  • 2026.7.13

夏になると「気づくと体重が増えていた」「二の腕やおなか周りが気になりはじめた」と感じることはありませんか? 暑い季節は汗をかくため、自然にやせそうな印象がありますが、逆に太ってしまったと悩む人も少なくありません。夏に太りやすくなる理由や日常生活のなかで取り組みやすいセルフケアを紹介します。
 
 
 
 
 
 
 

夏に太りやすくなるのはなぜ?

夏に太りやすくなる背景には、食べすぎだけでなく基礎代謝や自律神経の乱れも関係します。まずは、暑い季節に体重が増えやすくなる背景を見ていきましょう。
 

【1】基礎代謝の低下

暑い季節は寒さに対抗して体温を上げる必要が少ないため基礎代謝が低下し、エネルギーの消費量が落ちやすくなります。
 
また、暑い季節は冷たい飲み物や、そうめんや冷やし中華などの冷たい麺類といった口当たりのよいものを摂りがちです。その結果、たんぱく質が不足して筋肉量が落ち、基礎代謝の低下につながりやすくなるのです。
 
とくに、60代になると加齢による筋肉量の低下などにより基礎代謝が落ちやすいため、夏太りには注意が必要です。
 

【2】自律神経の乱れ

屋外の暑さと冷房の効いた室内を行き来したり、暑くて睡眠不足の状態が続いたりすると自律神経に負担がかかりやすくなります。
 
自律神経が乱れるとホルモンバランスの乱れなども招いて、やる気の低下や倦怠感などの不調につながり、活動量が減ることで結果的に太りやすくなるのです。
 
また、睡眠不足の状態では食欲を増進する働きのあるグレリンというホルモンが分泌されやすくなります。その結果、あまり動いていないのに間食などを食べることが増え、夏太りにつながりやすくなります。
 

夏太りを防ぐ!今日からできるセルフケア

夏太りを防ぐには、無理な食事制限より毎日の過ごし方を少し整えることが近道です。今日からできるセルフケアを紹介します。
 
 

【1】食事を工夫する

夏太りを防ぐには、日々の食事を見直し、基礎代謝をアップさせることが重要です。冷たい麺類だけで済ませず、肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などたんぱく質含む食材を毎食に取り入れましょう。
 
また、からだを温める作用のある食材を取り入れることも大切です。食欲が落ちて冷たい麺類を食べたいと思ったときは、しょうがやねぎ、みょうがなどの香味野菜を添えると、冷えを防ぐことができます。
 
反対に、スタミナをつけようとして揚げ物や甘い飲み物が増えると、代謝が落ちた状態では余分なエネルギーになりやすいため量と頻度を意識しましょう。
 

【2】適度に運動する

適度に運動してエネルギーの消費量を増やすことも大切です。
 
暑い日は屋外で無理をせず、涼しい建物内で階段を使う、買い物のついでに少し遠回りする、家事の合間にかかとの上げ下げをするなど、生活の中でこまめに動くのがおすすめです。
 
また、水泳や水中ウォーキングは暑さを感じにくく気分転換にもなります。息が弾む程度を目安に、疲れを残さない範囲で続けることが夏太り予防につながります。
 

【3】睡眠環境を整える

冷房やサーキュレーターを使い、寝室の温度や湿度を調整して心地よい環境になるよう調整しましょう。冷房などの風が直接からだに当たると冷えやすくなるため、風向きは壁や天井に向けるのがポイントです。
 
また、通気性のよい寝間着や接触冷感の寝具を活用し、入浴ではぬるめのお湯に浸かって心身をリラックスさせることで睡眠の質を高めることにつながります。
 

夏太りにおすすめの漢方薬

夏太り対策には漢方薬を活用するのもおすすめです。漢方薬は心とからだのバランスを整え、体質を改善することで不調にアプローチします。飲むだけでいいため、日々のセルフケアとして続けやすいのも特徴です。 夏太りには「脂質代謝を改善する」「自律神経のバランスを整える」「水分代謝を整える」などの働きがある漢方薬を選びましょう。 <夏太りにおすすめの漢方薬> ・大柴胡湯(だいさいことう) 自律神経やホルモンバランスを整えるとともに、からだの余分な熱を取り除いて脂質代謝を改善する漢方薬です。ストレスによる過食をしがちな人に向いています。 ・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう) 水分代謝をよくして、からだの余分な水の排泄を促進してむくみや水太りを改善する漢方薬です。色白で疲れやすく、汗をかきやすい人に向いています。 漢方薬は一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされていますが、薬である以上漢方薬にも副作用や飲み合わせの注意があります。持病がある場合や薬を服用中の場合は、医師や薬剤師に相談してから始めましょう。

夏を軽やかに過ごすために

夏は基礎代謝の低下や自律神経の乱れなど、さまざまな要因が重なり太りやすくなる季節です。食事の工夫や適度な運動などのセルフケアを取り入れると夏太り予防につながります。無理なくできるセルフケアを取り入れて、健康的でアクティブな夏を楽しみましょう。
 

この記事を監修したのは 山形ゆかりさん

薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

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