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【60代ヘルスケア】頭が重い・だるいのはなぜ?原因と気をつけたいサイン【薬剤師監修】

  • 2026.5.15

「最近頭が重く感じる」「頭がだるい」などお悩みを抱えていませんか? 頭重感の背景には病気が隠れていることもあるため注意が必要です。この記事では、頭重感の原因や無理なくできるセルフケアを紹介します。
 
 

頭重感が起きる原因

頭重感の主な原因には肩こりや眼精疲労、自律神経の乱れが挙げられます。それぞれ具体的にみてみましょう。
 

【1】肩こり・首こり

肩や首のこりによって頭重感が起きていることがあります。肩や首の筋肉がこって緊張すると、頭の血行不良が起きやすくなります。その結果、頭に必要な栄養や酸素が届かなくなり、頭重感につながるのです。
 
スマホを長時間見る、同じ姿勢を長時間とるなどの習慣があると肩や首がこりやすくなります。また、精神的なストレスもこりにつながる要因のひとつです。
 

【2】眼精疲労

目の使いすぎによる眼精疲労が頭重感につながっていることもあります。目が酷使されることで目の周辺の筋肉が緊張し、頭重感や頭痛につながるのです。
 
また、眼鏡やコンタクトなどが合わないことも眼精疲労を招く要因です。視力は加齢とともに変化しやすいため、長年眼鏡やコンタクトを変えていない場合は注意しましょう。
 

【3】自律神経の乱れ

ストレスや睡眠不足などによる自律神経の乱れも、頭重感につながる原因のひとつです。自律神経は、からだを活動モードにする交感神経と休息モードにする副交感神経の2つからなり、血圧や呼吸などからだのさまざまな機能をコントロールしています。
 
ストレスがたまったり睡眠不足の状態が続いたりすると、交感神経が優位になりがちに。交感神経が優位になると血管が収縮して血行不良を招きやすくなり、その結果、頭重感が起きやすくなるのです。
 

放置は危険!?頭重感が続く場合に考えられる病気

頭重感の背景には病気が隠れている可能性もあります。
 
たとえば、頭を締め付けられるような頭痛が続く緊張型頭痛や、花粉症の症状のひとつとして頭重感が起こることがあります。
 
また、脳卒中や脳腫瘍など命に関わる脳の病気が隠れていることもあるため注意が必要です。激しい頭痛など、頭重感以外の症状もある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
 

日常生活でできる!頭重感を改善するセルフケア

頭重感のケアには、肩や首のこりをほぐしたり自律神経を整えたりすることが大切です。頭重感を改善するためのセルフケアを紹介します。

【1】肩や首のストレッチをする

肩や首の筋肉をほぐすためにストレッチをしましょう。ストレッチによって筋肉の緊張がほぐれるとともに、血行が促進されて頭重感の改善につながります。
 
たとえば、以下のようなストレッチをしてみましょう。
 
<首のストレッチ>
(1) 両手を頭の後ろで組む。
(2) 顔を上げて視線を斜め上に向け20秒キープする。
(3) 頭を下げて20秒キープする。
 
頭を下げる際には、首の後ろを伸ばすことを意識しましょう。
 
デスクワークの合間に首や肩を回すのも効果的です。適度にストレッチをして首や肩周りの筋肉をほぐしましょう。
 

【2】入浴でからだを温める

入浴でからだを温めると、頭を含めた全身の血行が促進されて頭重感の改善につながります。肩や首までお湯に浸かると外側から温められて筋肉の緊張がほぐれやすくなります。お湯に浸かりながらマッサージするのも効果的です。
 
また、入浴には心身をリラックスさせて自律神経を整える効果も期待できます。ただし、熱すぎるお湯は交感神経を刺激するため、ぬるめのお湯に10〜15分程度浸かることを意識しましょう。
 

【3】睡眠の質を高める

睡眠の質を高めて心身をしっかりと休ませることも大切です。十分な睡眠時間を確保して質の高い睡眠をとると、自律神経が整いやすくなります。
 
睡眠の質を高めるには、就寝前の過ごし方を見直すことが重要です。就寝前は間接照明を使って暗くした部屋で過ごしたり、スマホなどのデジタル機器を使わないようにしたりして刺激を減らすと、寝付きをよくすることにつながります。
 

頭重感の改善におすすめの漢方薬

頭重感対策には漢方薬を活用するのもひとつの手です。漢方薬は自然由来の生薬を複数組み合わせてつくられており、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされています。体質そのものの改善を目指すため、不調を繰り返しにくいからだづくりにもアプローチできます。   頭重感には「胃腸の機能を回復する」「水分代謝をよくする」「自律神経の乱れを整える」「血流を改善する」などの働きがある漢方薬を選びましょう。   <頭重感におすすめの漢方薬>   ・半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう) 低下した胃腸機能を高めるとともに、水分代謝をよくしてめまいや頭痛、頭重感を改善する漢方薬です。胃腸が弱く、頭痛の他に吐き気やめまいがある人に向いています。   ・釣藤散(ちょうとうさん) 自律神経の緊張や脳の興奮を鎮め、頭痛やめまい、肩こりを改善する漢方薬です。高血圧傾向で、イライラすると頭痛がする人に向いています。   体質や症状によって合う漢方薬は異なります。自分に合う漢方薬を知りたいなら、専門家に相談しましょう。   

ちょっとの工夫で健康的な毎日を

頭重感は肩こり・首こりや自律神経の乱れなどによって起こりやすくなります。肩や首のストレッチをしたり睡眠の質を高めたりすると改善できる可能性があります。ただし、場合によっては命に関わる病気が隠れていることもあるため、油断は禁物。気になることがあれば医療機関へ相談しましょう。

この記事を監修したのは 山形ゆかりさん

薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

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