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【60代ヘルスケア】血管の老化はなぜ起こる?60代が知っておきたい原因【医師監修】

  • 2026.8.3

最近、健康診断で血圧やコレステロールの数値が気になったり「血管の老化」という言葉にどきっとしたりすることはありませんか? 血管は目に見えないからこそ変化に気づきにくいものですが、血管の老化が進むとさまざまな病気につながりやすくなるため早めの対策が重要です。この記事では、血管が老化する理由と血管の老化を防ぐセルフケアを紹介します。
 
 
 
 

血管も老化する!?

血管は、全身に酸素や栄養を届ける大切な通り道です。しなやかな血管は血液をスムーズに運びますが、老化が進んで硬く厚くなると血流が滞りやすくなります。
 
血管の老化が進むと動脈硬化につながり、脳梗塞や心筋梗塞などの引き金になることもあるため注意が必要です。
 
血管の若々しさは「血管年齢」であらわされることがあり、実年齢とは異なります。20代でも血管年齢が高齢の場合もあれば、中高年でも実年齢より若い場合もあります。
 

血管が老化する原因

血管の老化には、生活習慣の乱れが大きく関係しています。たとえば、以下のような習慣が挙げられます。
 
・食べすぎ
・脂質・糖質に偏った食事
・塩分の摂りすぎ
・運動不足
・睡眠不足
・喫煙
 
とくに、高カロリーな食事が続いていると悪玉コレステロール(LDL)が増え、血管の内側にたまりやすくなります。それに加えて、高血圧も血管の壁にダメージを与えます。
 
また、強いストレスが続く状態も血管に負担をかける要因のひとつです。ストレスによって自律神経が緊張し、血圧が上がりやすくなります。
 
血管の老化を防ぐには、原因をひとつだけ探すより、暮らし全体を少しずつ見直すことが重要です。
 

今日からできる!血管の老化を防ぐセルフケア

血管の老化を防ぐには生活習慣を見直すことが重要です。食事、運動、ストレスケアの3つを組み合わせて、無理なく血管の老化を防ぎましょう。
 
 

【1】食事を工夫する

血管の健康を保つために、食事では青魚や大豆製品、野菜、海藻、きのこを意識して取り入れましょう。青魚に含まれるDHAやEPAは中性脂肪を減少させたり血液をサラサラにしたりする働きがあります。
 
野菜や海藻、きのこには食物繊維が含まれており、血糖値の上昇を防ぐ効果が期待できます。
 
塩分を摂りすぎないように工夫することも重要です。味つけに物足りなさを感じるなら、だしや香味野菜を使うことでおいしく続けられます。
 

【2】軽い運動を習慣にする

からだを動かすと血行が促され、血圧や血糖のコントロールにもよい影響が期待できます。
 
激しい運動ではなくても、息が軽く弾む程度のウォーキングから始めると続けやすくなります。まとまった時間が取れない日は、買い物で少し遠回りする、階段を選ぶ、家事の合間にかかとの上げ下げをするだけでもかまいません。
 
大切なのは、疲れきるほど頑張ることではなく、毎日10分でも動くことです。無理なく続けられることを目安に行いましょう。
 

【3】ストレスケアをする

ストレスをため込まないよう、適度にストレスケアをすることも重要です。深呼吸やぬるめのお湯での入浴、好きな音楽を聴く、読書など、自分なりのリラックスタイムを設けましょう。
 
趣味に没頭する時間をつくることも効果的です。目の前のことに集中し、悩みや不安を考えない時間を持つことが自然とストレス発散につながります。
 
また、気になることを紙に書き出すと、頭のなかでモヤモヤとしていた不安や悩みを整理しやすくなります。
 

血管の老化対策におすすめの漢方薬

血管の老化対策には、漢方薬で血管の老化を招く要因へ内側からアプローチするのもおすすめです。高血圧や肥満など血管に負担をかける状態の改善を目指すことで、血管の健康維持をサポートします。飲むだけで続けやすく、セルフケアとして取り入れやすいのも漢方薬の特徴です。   血管の老化対策には「自律神経のバランスを整える」「脂質代謝を改善する」「血流をよくする」といった働きがある漢方薬を選びましょう。   <血管の老化対策におすすめの漢方薬>   ・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 精神を安定させ、自律神経を整えて血圧の安定が期待できる漢方薬です。精神不安や動悸、不眠がある人に用いられます。   ・大柴胡湯(だいさいことう) 体内の余分な熱を取り除き、神経の興奮を抑えながら脂質代謝を改善する漢方薬です。便秘がちで、ストレスによる過食やイライラがある人に用いられます。   漢方薬は自然由来の生薬でつくられているためからだに優しいイメージがあるかもしれませんが、薬である以上副作用に注意が必要です。   自分に合う漢方薬をセルフケアに取り入れるには、専門家に相談するのがおすすめです。

血管年齢を意識して、毎日を軽やかに

血管の老化が進むとさまざまな病気につながる可能性があるため、気になったら早めに対策することが重要です。食生活や運動習慣などの見直し、ストレスケアなどの小さな積み重ねが、血管の老化予防につながります。気になる数値があるときは専門家に相談しつつ、できることから整えていきましょう。
 

教えてくれたのは 木村眞樹子さん

都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科に在勤。総合内科専門医・循環器内科専門医・日本睡眠学会専門医。産業医として企業の健康経営にも携わる。 自身の妊娠・出産、産業医の経験を経て、予防医学・未病の重要さと東洋医学に着目し、臨床の場でも西洋薬のメリットを生かしながら漢方の処方を行う。 症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。

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