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【60代ヘルスケア】不調の原因は冷房!?冷房病を防ぐセルフケア【薬剤師監修】

  • 2026.7.17

暑い日が続く夏。「やる気が出ない日が続く」「頭痛や肩こりが続いている」といった悩みを抱えていませんか? その不調、実は冷房によって起こる「冷房病」が関係しているかもしれません。暑さ対策に冷房は欠かせませんが、使い方によっては冷房病を招き、だるさや食欲不振などの不調につながることがあります。冷房病の特徴や原因、今日からできるセルフケアを紹介します。
 
 
 
 
 
 

冷房病とは?

冷房病とは、冷房の効いた室内と暑い屋外を行き来することで体温調節を担う自律神経に負担がかかり、心身に不調が出やすくなる状態です。
 
冷え性とは異なり、長時間の冷房や寒暖差がきっかけになるのが特徴です。足腰の冷えや手足のしびれ、むくみ、肩こり、頭痛、食欲不振など、冷えによる不調があらわれます。
 

冷房病の原因

冷房病の主な原因は、からだの冷えと寒暖差です。長く冷房に当たるとからだの熱を逃がさないよう血管が収縮し、血流が滞りやすくなります。さらに、筋肉がこわばって、肩こりや頭痛が起こりやすくなるのです。
 
また、屋外との温度差が大きい場所を何度も出入りすることで自律神経に負担がかかることも冷房病を招く要因のひとつです。自律神経が乱れると胃腸の働きにも影響して食欲不振や腹痛、だるさ、やる気の低下などにつながりやすくなります。
 
 
 

冷房病を防ぐためのセルフケア

冷房病対策は、冷房を我慢することではありません。熱中症を防ぐためにも冷房を上手に使いこなしながら、冷えすぎない環境づくりとからだを冷えから守ることが大切です。
 

【1】冷房の使い方を見直す

冷房の温度は下げすぎず、室内で過ごす場所の温度を確認しながら調整しましょう。
 
設定温度が低すぎると外との寒暖差が大きくなり、出入りのたびにからだに負担がかかります。扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させると、設定温度を下げすぎなくても涼しさを感じやすくなります。
 
冷たい空気は下にたまりやすいため、風向きは上向きにし、冷風が首や肩、足元などに直接当たらないようにしましょう。
 

【2】衣服などで冷えを防ぐ

外出先やお店など自分で冷房をコントロールできない場所では、羽織りものを一枚持つ習慣が役立ちます。
 
薄手のカーディガンやストール、ひざ掛けを使い、からだを冷やさないようにしましょう。
 
足元が冷える場合は、締めつけすぎない靴下やレッグウォーマーを選ぶと快適です。
 

【3】入浴時にはお湯に浸かる

暑い日はシャワーで済ませたくなりますが、冷房で冷えた日はぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。
 
入浴にはからだを温めるだけではなく、水圧や浮力の作用によって血流を促したり筋肉の緊張をゆるめたりする効果も期待できます。
 
入浴によって心身をリラックスさせると自律神経も整いやすくなります。のぼせやすい場合は無理をせず、入浴前後に水分を摂り、額に汗がにじむ程度で切り上げましょう。
 

冷房病におすすめの漢方薬

冷房病による不調で悩んでいるなら漢方薬を活用するのもひとつの手です。漢方薬は自然由来の生薬を複数組み合わせてつくられています。体質から整えるため、冷えやだるさなどの不調をくり返しやすい人のサポートにも役立ちます。   冷房病には「血流をよくして熱を巡らせる」「胃腸の機能を高めて栄養を補う」「自律神経の乱れを整える」などの働きがある漢方薬を選びましょう。   <冷房病におすすめの漢方薬>   ・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう) からだを温めて熱の産生を手助けし、末端の冷えを改善します。手足の冷えを感じ、冷えると頭痛や腰痛がある人におすすめです。   ・補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 胃腸の消化・吸収力を高めて全身に栄養を補い、疲労感や食欲不振を改善します。気候の変化に弱い体質で疲れやすく、胃腸の働きが衰えている人におすすめです。 ほかにも、からだの余分な水分の排出を促す「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」や体力回復に役立つ「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」などが向いている場合もあります。

冷房病に負けない夏を過ごそう

冷房病を防ぐには、冷房を避けるだけではなく、冷えすぎを防いで寒暖差による自律神経の負担を減らすことが大切です。冷房の設定温度や衣服などを工夫することでからだへの負担を軽減することにつながります。日々の生活にちょっとした工夫を加え、夏を健康的に過ごしましょう。
 

この記事を監修したのは 山形ゆかりさん

薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

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