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いつも機嫌よく過ごしたい人へ。自律神経を整える小林弘幸先生の「常備食」とは?

  • 2026.5.2

いつも機嫌よく過ごしたい人へ。自律神経を整える小林弘幸先生の「常備食」とは?

疲れがとれない、なんとなく不調が続く……。そんなときは、自律神経の乱れが関係しているかもしれません。機嫌よく毎日を過ごすためには、体の内側から整えることが近道です。自律神経の名医・小林弘幸先生に、日々の食事で取り入れている「常備食」を教えていただきました。ちょっとした工夫で、体も気持ちも整うヒントをお届けします。

1日2本の青バナナで腸が変わる!

最近の研究で、上下の先端が緑色の青バナナほどレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)が多いことがわかりました。レジスタントスターチは大腸まで届いて腸内細菌のエサになるため、青バナナを食べると腸内細菌が活性化し、腸内環境がよくなります。

1日2本食べると、2週間で腸内環境が改善されたという実験結果もあります。

発酵食品を一品プラス

腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日ひ 和より見み 菌の3つのタイプがありますが、より増やしてほしいのが善玉菌。発酵食品には善玉菌を増やす乳酸菌が含まれています。

特に納豆やみそなど日本古来の食品に多く含まれる植物性乳酸菌は、胃酸のダメージを受けにくく腸に届きやすいのが特長。いつもの食事に、発酵食品を一品プラスするといいでしょう。

気分を安定させる効果がある朝食はマスト

朝食には
「副交感神経を優位にする」
「血流をよくする」
「心の余裕を生み出す」
という3つのメリットがあります。

まず朝食をとると腸への刺激となり、副交感神経の働きがアップ。自律神経が整うことにつながります。また体が温まり、血流がよくなります。さらに10分か15分でも時間をかけて食べると、心に余裕が生まれ、一日を充実して過ごせるはず。

昼食前に水を飲んで午後の眠気を防止

食事中は交感神経が優位になりますが、その後は腸のぜん動運動が活発になり、副交感神経が優位に変わります。食後に眠くなるのは、このスイッチが急に切り替わるため。

そこで昼食前にコップ1杯の水を一気に飲んでおくと、あらかじめ腸のぜん動運動が起きて、食後の副交感神経への急転換を予防するので、睡魔を防ぐことができます。

夕食は早ければ早いほどいい

夕食は17時半や18時など、早ければ早いほどよいでしょう。もし仕事が残っていたら、先に食べてから仕事に戻ったほうがよいほど、夕食が遅くなることはネックです。

夜遅くに食べると胃が消化活動をし始めるので、睡眠に悪影響ですし、脂肪を蓄積しやすく肥満の原因にもなります。また、量が多くても肥満を招くので、腹八分目を心がけましょう。

【小林ドクターの上機嫌の習慣】

「研究室にバナナをいつも置いています」
毎日必ず3食は食べますが、配分はその日の予定によって調整します。例えば夜、会食が入っている場合は、昼は軽めにバナナだけなど。
バナナは1日1本は必ず食べるので、研究室に常備しています。GI値が低く、食後の血糖値の急上昇を防ぐのもバナナのよいところです。

PROFILE
小林弘幸先生
こばやし・ひろゆき●順天堂大学医学部教授。自律神経研究の第一人者として、自律神経と腸を整える健康な心と体を提案。順天堂医院に日本初の便秘外来を開設し、「腸のスペシャリスト」として、多数のメディアで活躍。新刊『上機嫌の習慣』(主婦の友社)好評発売中。

※この記事は「健康」2023年春号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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