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『認知症になりやすい人』には“性格に共通点”があった。当てはまったら注意したい『4つの特徴』とは?【医師が監修】

  • 2026.6.11
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「年を重ねたら、どんな人でも認知症になる可能性はある」――そう思っていませんか?

実は近年の研究で、遺伝や生活習慣だけでなく、その人の「性格」も発症リスクに深く関係していることが分かってきました。性格をガラリと変えるのは難しくても、自分の心のクセを知ることは、脳の若々しさを保つ強力な武器になります。

今回は精神科専門医の知見をもとに、脳の老化を招きやすい注意すべき性格の特徴と、今すぐできる対策を解説します。

意外と知らない!? 認知症と性格のかかわり

認知症とは、「記憶障害」や「判断力の低下」などが起こる脳の病気ですが、その発症に関わる要因は遺伝や生活習慣、環境だけではありません。

近年の心理学や神経科学の研究では、“性格”も重要な影響を与えることがわかっています。では、具体的にどんな性格がリスクを高めるのでしょうか?

ひとつは「高い神経症傾向」、つまりストレスや不安を感じやすく、感情の起伏が激しいタイプです。こうした性格は慢性的な心理的ストレスを招き、脳の健康に悪影響を及ぼすと考えられています。逆に、開放的で柔軟な性格は認知症リスクの軽減に寄与すると言われています。

また、「内向的で孤立しがち」という性格パターンも注意が必要です。社会的交流が少ないと脳の活性化が減り、認知機能の低下が早まるリスクが高まります。このように、性格は生活の中での行動パターンやストレス反応を通じて、認知症発症に影響を与えているのです。

こういった性格が直接的に認知症の原因となっているわけではありませんが、ストレスによる反応や社会的孤立や生活習慣などの行動パターンを介してリスクに関与すると考えられています。

具体的な性格の特徴と日常でできるセルフチェック

改めて、認知症リスクと関連が深い性格の特徴は、以下のような点が挙げられます。自分や身近な人を振り返りながらチェックしてみましょう。

  • 感情が不安定でイライラしやすい
    神経症傾向が高い場合、慢性的なストレスが脳に悪影響を与えます。
  • 新しいことや変化に対して消極的
    心の柔軟性が低く、認知的な刺激も不足しがちです。
  • 人との付き合いが苦手で孤立しやすい
    社会的なつながりの少なさは脳への刺激不足を招きます。
  • 自己批判が強く、ネガティブ思考になりやすい
    ストレスが増え、脳の健康にマイナスに働きます。

前述の通り、もちろんこういった性格の人が全員認知症になるというわけではありませんが、上記に当てはまる場合は注意が必要です。

また、年齢を重ねて性格の変化が現れた場合は、アルツハイマー型認知症や前頭側頭型認知症などの初期症状と考えられる場合も。性格の変化だけで病気と断定することはできませんが、単に「その人の性格だから」と片付けず、周囲が注意深く見守ることが大切です。気になる変化が見られた場合には、早めに専門の医療機関などに相談することが望まれます。

また、日常的な改善方法としては適度な運動やバランスの取れた食事、社会交流を行ったり、趣味や学習などでの脳への刺激などが認知症予防には適していると言われています。まずは1つずつ、できるところから始めてみましょう。

自分の性格を知り、認知症リスクを減らすヒントに

もし「リスクが高い性格」に当てはまる項目があっても、過度に不安になる必要はありません。大切なのは、自分の傾向を自覚し、日々の暮らしに「脳への心地よい刺激」を意識的に取り入れることです。

バランスの良い食事や適度な運動はもちろん、誰かとおしゃべりを楽しんだり、新しい趣味を始めたり。完璧を目指す必要はありません。まずは無理のない範囲で、今日の生活に小さじ1杯の「新しい変化」をプラスしてみませんか?


監修者:鈴木枝里子
医療法人社団ユーアイエメリー会(埼玉県久喜市)理事長
精神科専門医、精神保健指定医

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