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【60代ヘルスケア】血糖値を不安定にする「5つの低下」とは?ついやってしまいがちなNG習慣もチェック!【医師・小池雅美先生監修】

  • 2026.2.13

素敵世代の不調は、血糖の状態が関わっているかもしれません。そんな60代女性の血糖値の不安定さは、加齢に伴う体の変化によるもの。主な原因である“5つの低下”を知っておきましょう。

【1】筋肉量の低下

筋肉を作る力自体が弱くなる、活動量が低下するなどの理由から、加齢とともに筋肉量は減りやすくなります。筋肉には血糖を取り込む「糖の受け皿」の役割があるため、筋肉が減ると糖の行き場が少なくなってしまいます。それにより、食後に血糖値が上がりやすく、下がるまでに時間がかかるという不安定さが生じてしまうのです。

【2】女性ホルモンの低下

閉経後はプロゲステロンが急に減り、相対的にエストロゲンの影響が残りやすくなります。エストロゲンはアドレナリンと同じ処理経路を通るため、ストレスがかかると処理の順番待ちで渋滞が起き、自律神経が乱れることに。エストロゲンも減ってはいるため、それによりインスリンの働きは低下。結果、血糖値が上がりやすくなります。

【3】胃腸機能の低下

年齢を重ねると、胃酸や消化酵素の分泌が低下します。栄養を消化・吸収する力が弱まり、炭水化物の吸収スピードにもムラが生じることに。それにより、日によって血糖値が急上昇したり低血糖になったりと波のある状態になります。食事も自然と消化に負担の少ない炭水化物中心になり、血糖値が上がりやすくなってしまいます。

【4】睡眠の質の低下

活動量やホルモンの低下などから、年齢とともに睡眠の質は低下しがち。睡眠不足になるとインスリンの働きが弱まり、血糖値が上がりやすくなります。また「夜中に目が覚める」ことにも要注意。夜間に覚醒するとホルモンバランスが崩れ、朝に低血糖になって甘いものを食べたくなり、血糖値スパイクが起こる……という事態に。

【5】甲状腺機能の低下

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、肝臓の糖代謝や筋肉での糖の取り込み、腸の動きなどを調整する重要なホルモン。女性ホルモンの影響を強く受けているため、閉経後に機能は低下し、それに伴い代謝が落ち、血糖値が上がりやすくなります。一方でインスリンの反応が悪くなって低血糖を起こしやすくもなり、血糖値は不安定に。

鉄不足も大きな原因に

もうひとつ気をつけたいのが、鉄不足。鉄分が足りていないと、ミトコンドリアでのエネルギー産生が低下し、体が省エネ状態に。それを補おうとして交感神経が優位になり、血糖値を上げる方向に体が傾きます。しかしエネルギー効率は悪いままのため、甘いものへの欲求が強まり、血糖値の急上昇と急降下を繰り返しやすくなることに。女性は月経や出産の影響で長年にわたって鉄分を消耗します。閉経後は解消されると思われがちですが、実際には若いころの不足を取り戻せていない人が多いのです。

素敵世代がついついやってしまいがち!血糖値を不安定にするNG習慣

■朝食を抜く
■夜遅くに食べる
■栄養バランスの偏った食事(たんぱく質少なめ、炭水化物多めなど)
■よく嚙まずに食べる
■空腹のまま長時間過ごす
■カフェインの摂り過ぎ
■甘いものの食べ過ぎ
■運動不足
■就寝前のスマホの見過ぎ
■体の冷えを放置する
■ストレスを溜め込む

教えてくれたのは

医師・小池雅美先生

こいけ診療所院長。なす医院非常勤医師。漢方専門医。臨床分子栄養医学研究会特別認定特別指導医。漢方や栄養学、代謝学などをもとにした独自の治療を行う。著書に『気分の9割は血糖値』(東洋経済新報社)がある。

イラスト/熊野友紀子 取材・文/平井薫子 ※素敵なあの人2026年3月号「血糖値を制する者が心も体も上向きに!」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売を終了している場合があります。
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この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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