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ヘンリー王子らに20億円の訴訟費用の支払い命令 1週間以内の期限つき、最大40億円を支払う可能性も

  • 2026.8.22
ヘンリー王子(Prince Henry) Max Mumby/Indigo / Getty Images

イギリスの新聞社「アソシエイテッド・ニュースペーパーズ・リミテッド(ANL)」をプライバシーの侵害で訴えていたヘンリー王子。友人のエルトン・ジョンや女優のエリザベス・ハーレイらと一緒にANLを提訴したものの、あえなく敗訴。ANLは王子らに訴訟費用の支払いを求めていた。その申し立てを審議していたイギリスの高等法院が現地時間8月21日(金)、王子らに954万ポンド(約20億円)をANLに支払うように命じた。期限は来週金曜日まで。放送局「BBC」など複数のマスコミが報じている。

ANLは弁護費用として3,450万ポンド(約75億円)がかかったとして、王子側に支払うように求めていた。今回判事が下した決断により、全額が認められる可能性も出てきた。王子らは訴訟費用を最大1,620万ポンド(約35億円)まで補償する保険に加入していた。つまり足りない分の1,830万ポンド(約40億円)を負担する可能性があるということになる。

ヘンリー王子(Prince Henry)、エルトン・ジョン(Elton John) Patrick van Katwijk / Getty Images

判事は「3,400万ポンド(74億円)を超える訴訟費用の請求は、明らかに過剰。その金額が妥当かどうか、重大な懸念がある」とANLの提示した金額にも疑問を呈している。でも「ANLが回収できる裁判費用に上限は設けないことにした」とコメント。制限するのは「あまりにも大雑把で、不公平になる恐れ、主観的だと非難される恐れがあるから」だと説明している。

今年1月、法廷から出てくるエリザベス・ハーレイ(Elizabeth Hurley) Leon Neal / Getty Images

また判事は、王子たち原告が申し立てを「自主的に撤回しなかったこと」を「驚くべきことだ」としている。「個人が犯罪行為をしたと申し立て、それをそのままの形で放置しておくことは適切ではない」「そのような申し立てをしなくなった場合、申し立てをする適切な証拠がないのなら、申し立てを明確かつ具体的に撤回すべきだ」。つまり王子たちが「ANLは犯罪行為を犯した。重大な不正行為をした」と主張したままであることを指摘。それは「適切」で「規律ある」態度ではないと厳しく批判している。

王子はこの決定にまだ何もコメントしていない。王子は裁判費用を支払う余裕がなく、エルトン・ジョンに頼ろうとしているとも囁かれている。エルトン側にそのつもりはないとも。王子がこの莫大な費用をどう工面するのか、注目が集まっている。

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