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ブルックリン・ベッカムはなぜ家族と絶縁? 新著が明かすデビッド&ヴィクトリアとの確執の真相

  • 2026.8.22
Karwai Tang / Getty Images

ブルックリン・ベッカムと両親のデビッド&ヴィクトリア・ベッカムの間には、以前から不仲説がささやかれていた。それでも今年1月、ブルックリンがインスタグラムに声明を投稿したとき、多くの人が大きな衝撃を受けた。

「僕は人生の大半を、両親にコントロールされてきました。子どもの頃から、耐え難いほどの不安を抱えていました。ですが家族と距離を置いて以来、人生で初めて、その不安が消えたのです。今は毎朝、自分で選んだ人生に感謝し、穏やかさと安堵を感じながら目覚めています。僕と妻は、イメージ戦略やメディア、他人の思惑によって形づくられる人生を望んでいません」

ジャーナリストのアリソン・ボショフは、新著『Brand Beckham: The Fame. The Feuds. The Fallout(原題)』で、ベッカム家の親世代と子世代の関係がなぜここまで悪化したのかを追っている。ボショフは、その亀裂が生じ始めたのは、ブルックリンが2019年に現在の妻ニコラ・ペルツとの交際を始めた頃だとみている。

対照的だったベッカム家とペルツ家

2008年4月30日、ニューヨークで行われた映画『Harold』のプレミアに出席したニコラ・ペルツ(左から2人目)、父ネルソン・ペルツ(右端)と家族。 Michael Loccisano / Getty Images

「ペルツ家の子どもたちの大半は、幼いころは公の場にほとんど姿を見せていない。ネルソン&クラウディア・ペルツ夫妻も、SNSのアカウントを持っていない」とボショフは記す。「一方、ベッカム夫妻は、10代の子どもたちが人前に出る役割を担うのを手助けしてきたし、ある意味そうした道へ押し出してきたともいえる。両家の違いは際立っている」

ブルックリンがコロナ禍で知ったベッカム家の外の世界

ブルックリン・ベッカムと二コラ・ペルツ・ベッカム。 Michael Kovac / Getty Images

ボショフによると、ブルックリンがロックダウン期間中にニコラの家族と長く過ごしたことも、彼に大きな影響を与えたという。「ブルックリンはニコラとその家族のもとで暮らすことで、彼らを通じて“ブランド・ベッカム”の外にも世界があることに気づき始めた。ニコラの父ネルソンは、食に関する事業について助言する用意があった。ウェンディーズやハインツなどに投資してきた億万長者で、その分野にも豊富な知識を持っていたからだ。料理家としての活動は、ブルックリンが家族から自立しようとする試みの最初の一歩だったともいえる」

挙式3カ月前から、両親とは口もきかない状態に

ブルックリンとニコラが2022年4月に結婚した頃には、彼らとベッカム夫妻の関係はすっかり冷え切っていた。結婚式までの3カ月間、両者は口もきいていなかったという。それ以前には、ニコラのウエディングドレスをヴィクトリアが手がけるかどうかをめぐる行き違いもあった。ヴィクトリアのアトリエではドレスを制作できないと、花嫁側にいつ伝えたのかについて、双方の主張は食い違っている。

疑惑のファーストダンスの真相は?

結婚式をめぐっては、ヴィクトリアが息子と“不適切な”ダンスを踊ったという、奇妙な疑惑も浮上した。ボショフによると、ヴィクトリアはブルックリンとの緊張関係もあり、式では酒を飲んでいなかったという。

ボショフは、当日の映像を見た数少ない人物の証言を紹介している。その人物は、母子が密着して踊る様子について「正直に言って、かなり奇妙だった」「見ていて居心地が悪くなる」と語ったという。一方、ベッカム夫妻の友人である別の出席者2人は、問題になるような場面は何もなかったと主張。式に出席したセレブシェフ、ゴードン・ラムゼイも、「きわどい」「不適切」と感じるものは見ていないと証言している。

“ブランド・ベッカム”の陰で抱えていた不安

Chris Brunskill/Fantasista / Getty Images

ブルックリンの声明で特に衝撃を与えたのが、“ブランド・ベッカム”が何よりも優先されてきたという訴えだった。「僕の家族は、公の場での宣伝やスポンサー契約を何よりも重視しています」

ボショフは、「デビッドとヴィクトリアが子どもたちのキャリアに極めて大きな影響力を持っていることは明らかだ」と指摘。その一例として、ブルックリンがわずか15歳のときに経験したファッション撮影を挙げている。

ブルックリンは、注目を浴びることを楽しんではいなかった。後に本人が明かしたところによると、その撮影前には不安があまりに強く、体調を崩してしまったという。そばにいたヴィクトリアも、その様子を目にしていた。

「すごく緊張していました。母と一緒にいたんですが、具合が悪くなって。でも撮影自体はとてもうまくいきました」と、ブルックリンは2017年4月に『Wonderland』誌に語った。

「愛情のつもり」が子どもを追い詰めることも

息子ブルックリン・ベッカムとヴィクトリア・ベッカム。2015年撮影。 Gilbert Carrasquillo / Getty Images

ボショフは、心理学者のエマ・ケニーにも話を聞いた(はっきりさせておくが、彼女はブルックリンを診察したことはない) 。

「ブルックリンが今の生活を送れるのは両親のおかげだとして、人々は彼を平気で批判してきました。裕福で恵まれた人なら、批判しても構わないと考える人は少なくありません。でも、その矛先を向けられた子どもはどうなるのでしょうか」。さらに彼女は次のように続ける。「両親から何かに挑戦する機会を与えられても、一方では世間から笑いものにされる。ブルックリンは、自分が批判にさらされるとわかっていながら、両親は平気で自分を表舞台に立たせたと感じているのかもしれません。両親は愛情からそうしているのですが、それは音程をまったく取れない子どもを『Xファクター』に出演させていた親たちと同じことです」

和解への扉は残るも、家族の溝はいまだ深く

ブルックリン・ベッカムとハーパー・ベッカム。 Pierre Suu / Getty Images

ヴィクトリアは2026年4月、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューでブルックリンの声明について初めて言及した 。「私たちはいつだって子どもたちを心から愛しています。できる限り最高の親であろうと、ずっと努力してきました。私たちは30年以上も世間の注目を浴びてきましたが、ただ子どもたちを守り、愛そうとしてきただけです」

ボショフによると、デビッドとヴィクトリアに近い人々は、ブルックリンとの和解は可能だと考えているという。ブルックリン自身も家族と離れていることに今も深く心を痛めている、と伝えられている。しかし、ブルックリン&ニコラ夫妻に近い友人たちは、両者が本当に関係を修復できるのか、より慎重に見ている。ブルックリンは現在、親しかった妹ハーパーとも連絡を取っていないと伝えられている。これは自分と話すことでハーパーが両親との間で難しい立場に置かれることを心配しているからだという。

ある友人は次のように証言した。「ニコラは、ブルックリンと両親の関係を決して邪魔しないと言っています。彼が両親に会うためロンドンへ行きたいなら、止めるつもりもありません。でもニコラ自身は、もうこの問題から気持ちが離れている。以前のようには受け止められない。ブルックリンは、今もとても悲しんでいます」

家族が再び歩み寄る日は訪れるのか、今後の行方が注目される。

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