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ヘンリー王子、トランプ大統領に向けて政治的発言 父チャールズ国王のアメリカ訪問を邪魔する懸念も浮上

  • 2026.4.24
ヘンリー王子(Prince Henry) Global Images Ukraine / Getty Images

現地時間4月23日(木)にヘンリー王子がウクライナを極秘で訪問した。出席したフォーラムで政治的発言を連発し、物議を醸している。新聞「デイリーメール」など複数のマスコミが報じている。

ウクライナの首都キエフに到着した王子は、安全保障に関する会議「キエフ・セキュリティ・フォーラム」に出席。もちろん議題はロシアのウクライナに対する侵攻。王子は壇上に立つと、ロシアのウラジミール・プーチン大統領にウクライナとの戦争を止めるよう語りかけた。王子は「人命の損失が続くことで利益を得る国はない」とコメント、ロシアがこの戦争に勝つことはないだろうと発言した。

ヘンリー王子(Prince Henry) Global Images Ukraine / Getty Images

さらにロシア軍の行為も非難。「ロシアは民間人を執拗に攻撃し、大量虐殺、拷問、性的暴力を行っている。数万人の子どもを含む全住民の強制移送を行っている」と言うと、ロシアが若い兵士たちをマインドコントロールしていると主張。「アイデンティティを消し去るために設計されたシステムで」洗脳していると語った。また王子はアメリカのドナルド・トランプ大統領にもメッセージを発信。「アメリカのリーダーシップ」を発揮するように要求、事態の解決に向けて行動を起こしてほしいと語りかけた。

ドナルド・トランプ(Donald Trump)、エリザベス女王(Queen Elizabeth) WPA Pool / Getty Images

亡きエリザベス女王を始めとするイギリスのロイヤルたちが政治的発言を避けてきたのは、ご存知の通り。内心どう思っていたとしても公の場所で政治については語らず、特定の政治家を批判しないポリシーを貫いてきた。そのため今回の王子の発言に対してイギリスマスコミは敏感に反応。ロイヤルにふさわしくない、政治家気取りだと非難する声が上がっている。

ちなみに王子本人は、政治家を気取っているつもりはないと主張している。スピーチの中で「私は政治家としてここに立っているわけではない。奉仕の精神を理解する兵士としてここにいる」と説明。さらに「世界、そして故郷であるイギリスの国民にロシアとウクライナの戦争について改めて認識してもらう」ためにキエフを訪問したと話した。

チャールズ国王(King Charles)、ドナルド・トランプ(Donald Trump) Chris Jackson / Getty Images

4月27日からチャールズ国王とカミラ王妃がアメリカを訪問する。アメリカ建国250周年を祝い、英米の友好関係を強化するのが目的である。一部のイギリスマスコミは、ヘンリー王子の発言がその目的を邪魔するのではないかと心配している。つまり王子から「リーダーシップを発揮しろ」と言われて、トランプ大統領がいい気持ちになることはないだろうというのがイギリスマスコミの見方。現在多忙を極めるトランプ大統領の耳に王子の発言が届くのか、続報を待ちたい。

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