1. トップ
  2. 【連載】人気シェフに習う、食パンアレンジレシピ Vol.4「O2」大津光太郎さん

【連載】人気シェフに習う、食パンアレンジレシピ Vol.4「O2」大津光太郎さん

  • 2026.8.7
SHINTARO OKI

いつもの食パンがシェフの技でお酒にぴったりの「ごちそう」に。身近な食材を使い、驚くほど簡単に仕上がるトーストレシピをご紹介。プロのテクニックを味方につけて、朝食やブランチを格上げする一皿を早速作ってみよう!

Photo : SHINTARO OKI Cooking : KOTARO OTSU

SHINTARO OKI

王道イメージを軽やかに覆す、卓越した味覚センス

多様化が進む東京の中華シーンで、独自の存在感を放つ清澄白河の「O2」。ここで味わえるのは、フレッシュハーブやスパイスを効果的に使った、香り豊かで軽やかな中国料理。「あえて王道から外しています」と語るシェフの大津光太郎さん。

そんな彼が今回披露するのは、香港をはじめアジア諸国で親しまれている定番の海老トースト。

「みんな好きなメニューですが、どうしても油っぽくなりがち。でも少しの工夫と発想の転換で食感よく、お酒が進むおいしさに変身しますよ」

大津さんの真骨頂たるアレンジが光る、最高にビールフレンドリーなレシピをご紹介。

SHINTARO OKI

味付けはナンプラーと砂糖、紹興酒のみの潔さ!

海老トーストを作る上で精神的ハードルを上げているのが「すり身作り」。面倒で諦めた経験がある方も多いのでは?

「フードプロセッサーを使わなくても、包丁一本あればOKです」と大津さん。海老を細かく刻んだら、包丁の腹で押し潰してスライドさせる。あっという間に身が崩れるので、あとは軽く刻むだけ。

味付けもナンプラー、砂糖、香り付けの紹興酒の3つといたってシンプル。そんな手軽なレシピだが、唯一のポイントは粘りが出るまでしっかり混ぜること。

「しっかり捏ねて海老を一体化させることで、うま味が逃げず、プリッとしてジューシーな食感になります」

SHINTARO OKI

おいしさの秘密は春巻きの皮?!

そしてここからがハーブやスパイスを巧みに操るO2流アレンジの本領発揮。海老のすり身をパンに塗ったら、ミントをオンで、爽やかな香りをまとわせる。さらに食パンより一回り大きい春巻きの皮を海老を塗った面に重ねる。これで王道を外した、しゃれた一品に。

さらに「サクサク食感に仕上げるのにも、コツがあります」と大津さん。ベースとなる食パンは、油を吸いすぎないようサンドイッチ用の薄切りがベスト。なければ普通の食パンの耳を切り落とし、麺棒で薄く延ばせば代用可能だ。

揚げ方のポイントは、春巻きの皮の面から油に入れること。皮がふたの代わを果たすことで、海老が蒸し焼き状態になり、一気に素早く火が通る。

このアイデアで余分な油をパンが吸い込むことなく、仕上がりもべたつかず、カリッとなる。

あとは春巻きの皮に香ばしく揚げ色づいたら、ひっくり返してサッと火を通すだけで完成。

SHINTARO OKI

ミントとレモンで爽やかに

カリッと揚がったら、しっかり油を切って4等分にカット。仕上げにレモンの皮をすりおろせば、香ばしい一皿の完成。

一口かじれば、春巻きの皮による極上のクリスピー感と、プリッと弾ける海老のうま味が広がる。そこに追いかけてくるのが、ミントの青い香りとレモンのさわやかな酸味。油っぽさを一瞬で吹き消すこの清涼感のおかげで、ソースやタレは一切不要。

シンプルだからこそ海老の味わいが際立ち、重たさを感じさせない軽やかな後味を残す。ビールをぐっと欲する、大人のための極上海老トーストだ。

Hearst Owned

メニュー新たに魅力もさらに爆上がり!

東京の中華シーンを牽引する人気店「O2(オーツー)」。シェフの大津光太郎さんが手掛けるハーブや柑橘の爽やかな香りを巧みにまとわせた軽やかな一皿は、ここでしか味わえる味わいばかり。

その独創的な料理に寄り添うのが、ソムリエ・大竹智也さんが選ぶワイン。イタリア郷土料理店での経験や渡仏で培った感性を生かし、ここでしか出合えない唯一無二のペアリングを提案する。

重ね合わされた豊かなうま味と繊細な香りが共鳴する「O2」の世界。新たにアップデートされた3つのコース(15,000円〜)を心行くまで堪能したい。

O2(オーツー)
住所/東京都江東区三好2-15-12 峯岸ビル1F
営業時間/17:00~23:00(22:30L.O.)
電話/03-6458-8988
定休日/月曜、不定休あり
Instagram/@o2_kiyosumishirakawa


元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ