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「ただの疲れ」と放置しないで。2026年最新研究で見えた、甲状腺がんの意外な初期症状とセルフチェック法

  • 2026.5.3
Olga Pankova / Getty Images

女性が気にしやすいがんというと、乳がん、大腸がん、子宮体がんなどが思い浮かぶかもしれない。でも、甲状腺がんも知っておきたい病気のひとつ。クリーブランド・クリニックによると、甲状腺がんは男性より女性に3倍多く、40〜50代の女性にもっとも多く見られるという。だからこそ、この年代に当てはまる人は特に、甲状腺がんの代表的なサインを知っておくことが大切だ。

専門家の紹介:イル・ザノッコ医学博士 UCLAデイヴィッド・ゲフィン医学校の内分泌外科医、臨床准教授。メラニー・ゴールドファーブ医学博士 カリフォルニア州サンタモニカのプロビデンス・スペシャルティ・メディカル・グループ内分泌腫瘍・疾患センターのディレクターを務める内分泌外科医。デイビッド・ヤシャー医学博士はロングビーチ・メディカルセンター内メモリアルケア・トッドがん研究所の血液内科医・腫瘍内科医。

甲状腺がんとはどんな病気?

「甲状腺がんは、体のほかの部位へ広がる可能性のある、甲状腺細胞の異常な増殖です」と、内分泌外科医でUCLAデイヴィッド・ゲフィン医学校の臨床准教授でもあるカイル・ザノッコ医学博士は、以前『Prevention』に語っている。甲状腺は声帯の下にある蝶のような形をした器官で、その細胞に遺伝子変異が起こり、制御されない増殖につながることで発症するとザノッコ医師は説明している。

甲状腺がんの大半は進行が穏やかで、予後も非常に良好とされている。ただし、診断が難しい場合がある。

見逃したくないサインは「首の新しいしこり」

「甲状腺がんには一般的に、特有のサインや症状がありません。多くの患者は甲状腺の機能が正常なので、甲状腺が働きすぎている、あるいは働きが低下しているときに見られる症状は出ません」と、サンタモニカのプロビデンス・スペシャルティ・メディカル・グループで内分泌腫瘍・疾患センターのディレクターを務めるメラニー・ゴールドファーブ医学博士は説明する。それでも、医師に相談すべき症状がひとつあるという。

「首に新しいしこりができた場合は、甲状腺結節やがんの可能性を除外するために、医師に診てもらうべきです」とゴールドファーブ医師は話す。

しこりの多くは良性。でも受診は大切

こうしたしこりは通常痛みがなく、クリーブランド・クリニックによると、がんであるケースは約5%にとどまる。残りは良性の細胞の集まりで、多くの場合は過度に心配する必要はない。それでも、新しいしこりに気づいたら受診する価値はある。

「私にとって、甲状腺がんの早期発見は非常に重要です」と、ロングビーチ・メディカルセンター内メモリアルケア・トッドがん研究所の血液内科医・腫瘍内科医であるデイビッド・ヤシャー医学博士は言う。「がんをできるだけ早い段階で見つけられれば、患者の転帰がよくなることがわかっています」

首まわりの変化は、忙しい日常のなかで見過ごしやすいもの。鏡を見たときやスキンケア中に、いつもと違うふくらみやしこりに気づいたら、自己判断で放置せず医療機関で相談してみよう。

※この記事は『Prevention』の翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。

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