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コーヒーを毎日飲むと寿命が2年延びる? 研究で分かったこと

  • 2026.3.20
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。>>『Prevention』のオリジナル記事はこちら

「米疾病予防管理センター」(CDC)によると、アメリカではコーヒーが水に次いでもっとも多く消費される飲み物だそう。コーヒーに秘められた健康効果はこれまで疑問視されていたけれど、研究では、心臓の健康を促進し筋肉量を向上させる可能性が示唆されている。さらに大規模な国際研究によると、日常的なコーヒーの摂取が寿命を延ばす可能性さえあるという。

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『エイジング・リサーチ・レビューズ』に掲載された研究は、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリア、アジアの何十万人もの参加者を対象とした85件の先行研究を分析し、コーヒーと死亡率および炎症や代謝といった健康指標との関連性を調査した。さらにこの研究は、コーヒー摂取の影響をより明確に特定するために、喫煙や飲酒などの要因も考慮した。

研究者らは、一日あたり約3杯のコーヒー摂取が1.8年の寿命延長、また定期的なコーヒー摂取が健康寿命(重篤な疾患のない期間)の延長と関連していることを発見した。

今回の研究の著者たちは、定期的なコーヒー摂取は筋機能、心血管機能、精神機能、免疫機能をサポートすると見られる、と述べている。そのうえ、心血管疾患や呼吸器疾患、脳卒中、特定のがん、糖尿病、認知症、うつ病、虚弱化など、高齢者に多い疾患の発症リスク低下にも関連している可能性がある。

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では、コーヒーの何が特別なの? コーヒーには長生きにおいて重要となる慢性炎症を軽減する植物栄養素と抗酸化物質が含まれています、と話すのは「アカデミー・オブ・ニュートリション・アンド・ダイエテティクス」のメディア広報担当で『プリベンション』メディカル・レビュー・ボードのメンバーである登録栄養士のメリッサ・ムロズ=プラネルズさん。「研究者たちはカフェインの役割や、異なる健康状態でどのようなメリットをもたらすかについても調査を進めています」と彼女は話す。

定期的なコーヒーの摂取は、心血管疾患、脳卒中、がん、呼吸器疾患といった主要な死因から体を保護する作用によって、全死因死亡率の低下と関連が見られています、と話すのは、バプティスト・ヘルス・マイアミ・カーディアック&バスキュラー・インスティチュートの予防心臓専門医であるアデダポ・イルヨマデ医師。「コーヒーは、炎症、酸化ストレス、代謝異常を緩和し、健康的な老化と長寿を促進する、カフェインやクロロゲン酸(ポリフェノール)のような生物活性化合物を含みます」と彼は付け加える。

今回の研究で見られたコーヒーの健康効果は、カフェインやクロロゲン酸のようなそのほかの化合物の組み合わせによる可能性が高いでしょう、とイルヨマデ医師は続ける。「これらの発見は、砂糖やクリームのような過剰な添加物を追加せずにコーヒーを摂取することの重要性を強調しています。これらの添加物はコーヒーの健康上の利点を相殺する恐れがあります」。今後の研究で、遺伝的および代謝的な差異に基づく、一人一人に合わせた推奨事項がより明確になる可能性があります、と彼は指摘する。

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まとめ

今回の研究から学ぶ主要なポイントは、適度なコーヒーの摂取が安全であるだけでなく、健康的なライフスタイルの一部になる可能性があり、長生きの促進と慢性疾患のリスク軽減に役立つ効果が期待できるという点でしょう、と話すイルヨマデ医師。「コーヒーが体に有害だという古い誤解に異議を唱え、代わりに重要な健康効果を持つ機能性食品と位置づける点で、これらの発見は重要です」と彼は続ける。

より多くのコーヒーを飲み始める(または朝のコーヒーを引き続き楽しむ)場合、長寿効果のための最適な摂取量は一日2~3杯程度であることが研究で示されています、イルヨマデ博士は説明する。「この程度であれば、健康効果を最大化しつつ、起こりうる悪影響を最小限に抑えられます」と彼は話す。一般的に一日4~6杯以上のコーヒーの過剰摂取は、不安、落ち着きのなさ、不眠、胃腸の不快感といった副作用のリスクを高める可能性があります、と彼は語る。今回の研究で収集されたデータは、この見解を支持している。研究者らは、コーヒーの健康効果は一日3杯でピークに達し、それ以上の摂取量では効果が低下することを発見した。そのうえ、重度の高血圧がある場合、研究によると一日2杯以上のコーヒーを飲むと心血管疾患による死亡リスクが2倍になる恐れがあるという。したがって、カフェインの摂取量を大幅に増やす前にかかりつけの医師に相談しよう。

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コーヒーを楽しむ際は、かならず追加で入れるものに気を付けてください、とムロズ=プラネルズさんは話す。お気に入りの一杯の健康効果を最大限に引き出すために、「低脂肪乳や植物性の代替ミルク、低糖質の甘味料を選びましょう」。もしくは、一番いいのはブラックで飲むこと。デメリットをほとんど感じずに、すべての恩恵を享受できる。さらに、午後のコーヒーを別の飲み物に置き換えることも検討してみよう。研究によると、朝にコーヒーを飲むことが長生きの促進効果を得るベストな方法だという。

translation : Yumi Kawamura photo : Getty Images

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