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「ボールが入りました」何度も訪ねてくる隣の子→何度も繰り返していた“意外な理由”

  • 2026.9.8
ハウコレ

何度も庭へ入ってくる隣の男の子を、私はボールを取りに来ているだけだと思っていました。ところがカーテンの隙間から庭を見ると、ボールを拾ったあとの彼は、あるものへ手を伸ばしていました。

何度も鳴るインターホン

隣の家には小学生の男の子がいます。ミニトマトとどんぐりの木がある庭の手入れは、私の長年の楽しみでした。その庭に彼のボールが入るようになったのは先月からです。

インターホン越しの「ボールが入りました」という声はいつも礼儀正しく、私はそのたびに庭へ入ってもらっていました。ところが回数は増え、多い時は数日で4回。偶然にしては多いことが気になり始めました。

カーテンの隙間から見えたもの

ある日、私はカーテンの隙間から彼の様子を見ていました。男の子はボールを拾い上げると周囲を確認し、ミニトマトを2つもいでポケットへ入れました。さらに、足元のどんぐりを選ぶように拾っています。

声をかけようとした時には、男の子は柵の外へ戻っていました。1度見ただけで決めつけることにも迷いがあり、私は数日様子を見ることにしました。

玄関に持ってきた空き箱

週末、インターホンを鳴らしたのは男の子と母親でした。母親が頭を下げる隣で、男の子は空き箱を差し出します。中には、うちの庭から持ち帰ったどんぐりが並んでいました。ミニトマトはすでに食べてしまったそうです。

「どうして取ったの」と聞くと、男の子は「面白かったから」と答えました。母親の話では、ボールをわざと投げ入れ、庭へ入ること自体を遊びにしていたといいます。

母親に促され、男の子は「勝手に取ってごめんなさい」と謝りました。しかし、まだ自分のしたことを十分には分かっていないように見えました。

そして...

弁償を申し出た母親に、私はお金の代わりに草むしりをお願いしました。後日、軍手をはめて庭へ来た男の子は、帰り際に「もうしません」と言いました。

それから、庭の柵にボールが当たる音は聞いていません。ミニトマトのそばには、あの日抜かれた草の跡だけが残っています。

(40代女性・パート勤務)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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