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ドライバーで最長飛距離を出す方法は?変えたのは「ボールの位置」だけ

  • 2026.4.27

レッスンや最新クラブの試打者など、さまざまなゴルフメディアで活躍中の岩男健一プロのドライバーは「ゴルフ人生で、今がいちばん飛んでいる」という話を聞きつけ、満を持して取材に。

今になって飛距離が伸びた最大の理由は、なんと!“ボール位置”の変更。ボールをセットする位置を変えるだけで飛ぶなんて、今すぐ試さずにはいられない!それによって実証された効果やアマチュアが飛ばすためのコツを深く追求していく。

今どきドライバーはボールを15センチ、左に置いて打つ!

最新のドライバーに買い替えたらもっと飛ぶようになるのか、みなさん気になるところだと思います。近ごろの僕は、メーカーやゴルフメディアから依頼を受けて試打コメントを求められることも増えました。年明けに発表された最新ドライバーもひととおり打っているので、プロ仲間やアマチュアから「本当に飛ぶのか?」と聞かれることがあります。その答えは「イエス!」です。

近年のドライバーは“高初速”が売りで、前作よりも初速が向上と謳うモデルが多い。では、買い替えるたびにボール初速がどんどん上がっていくのかというとそうではなく「真芯からズレても初速が落ちない」が最大の魅力だと思います。

激芯での飛びはあまり変わらなくても、ミスヒットしたときでもスピン量が安定し、ボール初速が落ちないので飛距離差が大きく出ない“平均飛距離”を上げられる。これは打点が安定しないアマチュアにとっては、とても恩恵が大きいですね。

「飛ぶ」というよりも「飛ばないことが減る」ため、新作に買い替えただけの変化とメリットは必ずあるでしょう。

最新ドライバーに〝買い替えたら飛ぶ〞はホント!

ゼクシオ14、G440 K、クアンタムなどの人気・話題作を筆頭に、各メーカーの最新ドライバーは「前作よりもボール初速が上がる」がセールスポイント。岩男いわく「高初速が出る範囲が広がっている」とのこと

飛ばしはスピードやパワーよりも〝当てるまで〞が大事!

ツアープロで活躍するには大きな飛距離が必要になりますが、昔の僕は飛ばないほうでした。研修生のころのドライバーの飛距離は250ヤードくらい。そこから毎日素振りをするなどフィジカルも鍛えてプラス20ヤードに成功。そして、最近は弾道計測機を使って飛びを追求し、それで判明したのが“当て方"。ボールへのインパクトの仕方がスピードやパワー以上に飛距離に大きく関係することがわかりました。

では、いったいどんな当て方が理想なのか? 飛距離はボールが打ち出されたときのボール初速・スピン量・打ち出し角の「飛びの三大要素」で決まるといわれ、それぞれの理想値も知られるようになりました。

しかし、それらは“当たってから〞の結果であり、飛ぶ打球数値にするためには“当て方”やもっと前の“当たるまで”をなんとかする必要があります。この「当たる前から当てるまで」を大きく飛ばせる振り方にするにはどうしたらいいか。正解はスイングよりも前段階にあったのです。

その結果|ボール位置を「15センチ、左に移動」した!

飛距離は打ち出されたボールのデータ(こっち)よりも、「当たる前から当てるまで」(ココ)のデータをなんとかするのが大事!

ボール位置「左足前」で50ヤード以上も飛距離アップ!

ドライバーで最長飛距離を出す方法は?変えたのは「ボールの位置」だけ
自分でも驚くおもしろいデータが取れましたね

「アマチュアのみなさんは数字が好きですよね」と岩男。近年は、弾道計測機が練習場などにも完備され、一般アマチュアにも身近になった。

そこで、もっともメジャーな弾道計測機で岩男もスイングづくりや分析に利用する「トラックマン」を使って比較検証を行なった。比較するのはもちろん、今回のレッスンのキーポイントとなる“ボール位置の変更”による計測データ!飛ばしスイングや弾道を目指すための理想値としても活用しよう。

ボール位置を左に動かしたことで「インサイドアッパー」で打てた!

ドライバーで最長飛距離を出す方法は?変えたのは「ボールの位置」だけ
ヘッドスピードはほぼ同じ。“ボール位置/真ん中寄り〞はセンターに近いが「後述しますがアマチュアの球位置は、左寄りでもこの辺りになっている人が多いです」と岩男

正直、僕自身もここまでの飛距離差が出るとは思いませんでした(笑)。282ヤードも飛んだ測定データは、入射角とクラブパスが適正値で「インサイドアッパー」で打てたことが大きく飛んだ理由ですね。

スピン量も理想値となりましたが、これはボール位置を〝左足前〞にしたのが功を奏している。ヘッドスピードや飛びの三大要素のひとつの打ち出し角はどちらもほぼ同じなのに「当たる前から当てるまで」がボール位置によってよくなったことを現わしています。

「LOW PT DIST.」の数値も興味深く、ボールから13.5センチ手前をスイングの最下点として、そこからヘッドを上昇させながら打てば飛ぶ!次ページからはこの〝左足前〞のボール位置が飛ぶスイングへと変化するメカニズムを解説します。

ココが飛ばないアマチュアの3大欠点!

「ボール位置/真ん中寄り」の数値は、ヘッドが上(マイナス数値)、軌道は外(アウト)から入り、スピン量が増えすぎてしまう。軌道が外から入れば入射角も鋭角になるなど、この3つは関連性が深い

最下点からの距離に注目です!

「LOW PT DIST.」(ローポイントディスタンス)とは、スイングの最下点からボールとの距離を示す数値で、「B」は最下点の位置がボールの手前、「A」はボールの先になる

岩男の飛びスイングの最下点は13.5センチもボールの手前で、ここからアッパーブローでボールをヒットする。その数値の右側に見えている「SMASHFACTOR」(ミート率)は1.5で完璧といわれているのに、それを上回る1.54はエグい!

これまでよりも15センチも左でOK!左寄りに慣れよう!

ドライバーで最長飛距離を出す方法は?変えたのは「ボールの位置」だけ
どのくらいボールを左に寄せたらいい?

通常のボール位置から思い切って“15センチ左〞にセットして打ってみよう! 「僕も左カカトより左側、最初は左足より外にある感じがしました」(岩男)

アマチュアの「左カカトの前」は思ったよりも中にある!

「ボールをもっと左にセットする」、そして「その位置に慣れる」が、ゴルフ人生の最長飛距離を出すステップ1です。ボールを左にセットするときは、いくつか条件があり、

●これまでのボール位置から10~15センチ、左にする
●スタンスをとったときの左足の前から左にはみ出さない
●ボール位置に違和感があっても変えない、その位置に慣れる
です。

まず、もともと左寄り、教科書どおりの左カカトの前にボールをセットしているのに、さらに15センチも左にするのか、と思う人がいるでしょう。しかし、多くのアマチュアの実際のボール位置は、左カカト線上よりも中(右寄り)になっています。

その原因はボールを左側へ遠ざけると、うまく当たらない気がするから。これはコース内だとさらに強まり、無意識に内側に入れてしまうことがよくあります。

ボールをきちんと左側にセットしている人でも10センチは左に移してほしい。ただし、スタンス幅を広げた左足の前よりも左に出てしまうのは、飛ばせるインパクトに悪影響が出てしまうので調整してください。

これまでよりもボールが左にあるので、気持ち悪さも出るでしょう。僕もこの違和感に苦労し、はじめはミスが出るとボール位置のせいかと思いがちでした。それでもボールを中に入れない。左に移した位置に慣れ、その位置のボールを信じて打つことが大切です。

ボール位置を変えたあとは「アドレスの向き」に注意!

注意!右肩を前に出さない

ボールを左足の前にきちんとセットし、その位置や景色に慣れる(○)。「自分が思った左寄りよりも中に入っている人が多いので、鏡で見たりゴルフ仲間にチェックしてもらってください」(岩男)。

また、かなり左寄りに感じるボールに合わせて構えると右肩が前に出やすくなる。肩のラインが左を向いてしまうアライメントのズレに注意しよう(×)

注意!体を右向きにしない

大きく左側にセットしたボールはうまく当たらない気がして、無意識に中に入れて安心感を得ようとする。

その際に多いのは「スタンスの向きを変えていないつもりでも右に回り込んでしまう(×上)。すると、アドレス全体が目標より右を向きます(×下)」と岩男。これは練習場のように目安となる直線がない、コース内で起こりがちなエラーなので要注意

体を左に動かすとヘッドはインサイドの低い位置から入る

ドライバーで最長飛距離を出す方法は?変えたのは「ボールの位置」だけ
「体を左に動かす」は、クラブをインサイドから下ろせるのもメリットのひとつ(○)。飛ばないアマチュアに多い「アウトサイドダウンブロー」の軌道(×)も解消できる

左足前のボールに対してスイングは、切り返し以降に「体を左へ移して」インパクトしてください。左への“スエー”になってしまうのでは?と思うかもしれませんが、ボールを左にセットした状態で、それよりも体が目標側に出る、突っ込むことはありえません。

体を左に動かすことで、クラブはインサイドから下ろしやすく、ヘッドは入射角がゆるやかになる。その軌道やスイングの最下点の位置の安定性も上がるので、ボールを「インサイドアッパー」で正確にとらえられます。

イメージとしては、インパクト時に左サイドをボール線上と一直線にして、体を左の壁にぶつける。すると、大きなパワーも出力できます。

ドライバーで最長飛距離を出す方法は?変えたのは「ボールの位置」だけ
スイングの最下点はココ!(左から4枚目)

「僕の場合、ボール位置が左カカトの前に見えるでしょうが、ここでも以前よりだいぶ左に置いています」と岩男。そのボールに向かって体を左に移しながら振り下ろしていくと、ヘッドはインの低い位置から入って(写真、左から4枚目)、アッパーブローで打てる。

体を左に動かすのはインパクトまで。ボールから真上に伸びた一直線上に体の左サイドをそろえて打つ

「頭」と「骨盤の右側」も左に動かす

「頭までボールの真上に動かしませんがこのくらいは動いています」(岩男)。頭は固定せず体と一緒に動かしたほうが、体の左サイドをボールの真上に移動できる

骨盤の右側を左に動かすと体の左サイドがスムーズに動くうえに、パワーを増幅させる“右足の蹴り〞が使える(○)。骨盤の右側を止めたままだと、右サイドが下がってスイングがつまってしまう(×)

右手1本で低い球を打つ!

ドライバーで最長飛距離を出す方法は?変えたのは「ボールの位置」だけ
ウエッジの右手1本打ちで左足前のボールを低く打てると、ドライバーでの「インサイドアッパー」に磨きがかかり、スイングも打球も“飛ぶ”に変わる!

左寄りのボール位置からもっと飛ばせるスイングは「ウエッジでの右手1本打ち」で作りました。これには意図があり、ドライバーより動きを作りやすい、整えやすいためです。ボール位置は、もちろん左足の前にセットします。左寄りのボールを右手1本で打つとクラブは自然とインから入る、インから入らないと打てません。

打球のイメージは「低い球を打つ」です。クラブの入射角をゆるやかにしてもヘッドが早く落ちすぎるのはダメ。ダウンスイングで手首をやわらかく使ってタメを作り、そのタメを早くほどかずロフトを立てて低く打ち出す。

ドライバーを持ったときも、ボールを高く上げるのはドライバーのロフトとアッパーブローの軌道で、手先で高く上げないスイングをマスターしましょう。

振り幅は腰の高さくらい。ダウンスイングで手元が先行するクラブとのラグを入れて手首にタメを作ってインパクトし、低い球を打つ。フォローは勢いのついたクラブの惰性でバックスイングより大きくなってもいいが、体もしっかり回してクラブが胸の前にある岩男の形をマネよう

ドライバーで最長飛距離を出す方法は?変えたのは「ボールの位置」だけ
フェースの向きは変えません

スイング時にフェースを開くや閉じるのローテーションはいっさい不要。体の動きに対してスクエアな向きを保ち続ける

スマッシュファクター「1.54」を記録!ワッグルオリジナルシャフト「Wave」好評発売中!

岩男プロが撮影時に使用したドライバーのシャフトは「Wave」。カリスマクラブフィッター鹿又芳典氏のアドバイスを受け、「全アマチュア向け」「しなりでヘッドが加速、球がつかまる」「振りやすくて疲れない軽量」などドライバーがうまくなり、効率よく飛ばせる設計だ。その性能を岩男プロ(&まっちゃん)が解説するYouTube動画も「わっほーまっちゃんの日常」で配信中!

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして、練習してみてください!

岩男健一
●いわお・けんいち/1987年生まれ、和歌山県出身。08年プロ入り。ツアープロとして全国の試合に積極的に出場。
わかりやすいレッスンと親しみやすい人柄から多くのファンをもち、YouTubeで配信中の「わっほーまっちゃんの日常」も大人気。

写真=高橋淳司、田中宏幸
協力=太平洋クラブ 成田コース

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