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「うちは、託児所じゃない」休日の朝7時に子どもを連れてくるママ友。だが、私が本音をぶつけた結果

  • 2026.9.29

日曜の朝に鳴るチャイム

日曜の朝7時、玄関のチャイムが鳴った。

パジャマ姿の息子が、寝ぐせのまま廊下に出てくる。

ドアを開けると、息子の同級生の女の子と、その母親のママ友が並んで立っていた。

「ごめんね、今日もお願いできる?夕方には迎えに来るから」

「うん、どうぞ」

ママ友の家は一人っ子で、夫婦ともに働いている。困ったときはお互いさまと思い、娘さんをこれまで何度も預かってきた。

娘さんは礼儀正しく、息子ともよく笑って遊んでくれる子だ。

ただ、ここ数か月で様子が変わった。

ママ友はパートの日を増やし、休日になると決まってこの時間に来る。帰り際には、ときどき高そうな焼き菓子の箱を置いていった。

「これ、いつものお礼ね」

一方で、息子があの子の家に遊びに行ったことは一度もない。誘ってもやんわり断られ、そのたびに「そっちのおうちのほうがきれいだから」と笑われた。

お菓子の箱が棚に増えるたび、預かり賃を受け取っているような気持ちになった。

(うちは、託児所じゃない)

笑顔のまま伝えた2つのお願い

その晩、今日のことを話すと、夫は苦笑いして肩をすくめた。

翌週の土曜も、時計の針が7時を指したところでチャイムが鳴った。

ドアを開けると、ママ友がいつもの紙袋を差し出してくる。私はそれを受け取らず、笑顔のまま口を開いた。

「いつでも遊びに来てね。その代わり、来週の土曜はうちの子をお願いしてもいい?私も用事があって」

ママ友の笑顔が、そこで止まった。

「え、うちは、その…」

「それと、朝は9時からにしてもらえると助かるな」

ママ友は何か言いかけて、口を閉じた。紙袋の持ち手を握り直し、足もとに目を落とす。そのとき、横にいた娘さんが母親の袖を引いた。

「ママ、来週はうちに来てもらおうよ。私のお部屋、見せたい」

ママ友は少し黙ってから、小さく頭を下げた。

「……そうだよね、ごめん。来週の土曜、9時に待ってるね」

「うん、お願いね」

翌週の土曜、息子は初めてあの子の家へ出かけていった。夕方、玄関で靴を脱ぎながら、少し得意げな顔で報告してくれた。

「おうち、ちゃんときれいだったよ」

それ以来、朝7時のチャイムは一度も鳴っていない。休日に娘さんを預かる日は、9時ちょうどにチャイムが鳴る。ママ友は紙袋の代わりに、次の予定を先に口にするようになった。

「次はうちの番ね。土曜の9時で大丈夫?」


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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