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ヘンリー王子、アンドルー元王子だけじゃない。コアメンバーから外された英国ロイヤルたち

  • 2026.8.5
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2020年3月に王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃。王室への復帰を望んでいるという噂も流れているけれど、なかなか道は険しそう。ヘンリー王子とメーガン妃が王室を離れてからも、英国王室は規模を縮小。ロイヤルのコアメンバーを増やすことなく、日々の業務を粛々と続けている。その様子がよく表れているのが毎年6月に行われているトゥルーピング・ザ・カラー。パレードの後、バルコニーには王室のコアメンバーが登場するが、この数年でぐっと数が少なくなっている。つまり主要なロイヤルから外された人、外れた人がそれだけいるということ。そこで今回は、王室から戦力外通告されてしまった人を見てみたい。

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ラッシュさながらの2019年

まず最初に見ておきたいのが2019年6月のトゥルーピング・ザ・カラーの図。バッキンガム宮殿のバルコニーに集まった人は総勢42名。その中にはヘンリー王子とメーガン妃の姿も。あの広いバルコニーが通勤電車のラッシュさながらの様相である。

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2022年になると18人。半分以下になった。

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わずか7年の間に約1/4に

そして2026年には11人。わずか7年の間に約1/4に減っている。それではその変遷を年を追って見てみたい。

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パンデミックが大きな契機に

バルコニーの人数の変化に大きな影響を及ぼしたのが、パンデミック。2020年初めから世界中に拡大した新型コロナウイルスの影響で、その年のトゥルーピング・ザ・カラーは例年とはまったく異なる形で行われた。ウィンザー城の中庭で騎兵隊が行進、側近に付き添われたエリザベス女王だけが観閲した。

2021年も同様。パンデミックが収束しない中、ウィンザー城の中庭で前年と同じような縮小版が開催された。エリザベス女王の従兄弟にあたる、ケント公爵エドワード王子だけが付き添った。

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2022年、「公務を行うロイヤル」ルールが導入

そして2022年。エリザベス女王の即位70周年記念イベント、プラチナジュビリーが開催された。そのためトゥルーピング・ザ・カラーもほぼ通常の形に戻して開催された。

とはいえパンデミックを警戒する声は根強く、英国王室はバルコニーに登場する人物を厳選すると発表。「慎重に検討した結果、エリザベス女王は、バルコニーに登場するには女王と女王の代理として公務を遂行している人とその家族だけに限定することを決めた」とコメントした。

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つまりエリザベス女王、チャールズ国王(当時は皇太子)とカミラ王妃夫妻、ウィリアム皇太子(当時は王子)とキャサリン皇太子妃夫妻と3人の子どもたち、アン王女とサー・ティモシー・ローレンス夫妻、エドワード王子とソフィー妃夫妻と2人の子供たち、グロスター公爵夫妻、ケント公爵エドワード王子、オギルヴィ令夫人アレクサンドラ王女だけになった。ちなみにグロスター公爵夫妻以下の4名はエリザベス女王のいとこに当たる。

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コロナ禍を理由に、ヘンリー&メーガン外し?

振り返ってみると、このときのエリザベス女王の決断は翌年以降のトゥルーピング・ザ・カラーに大きな影響を与えることになる。当時、おそらく王室の頭を悩ませていたのはアンドルー元王子とヘンリー王子&メーガン妃夫妻の存在。アンドルー元王子は2019年11月の時点で性的スキャンダルが原因で公務を引退。ヘンリー王子とメーガン妃も2020年3月に王室を離脱していた。

(写真は2019年のトゥルーピング・ザ・カラーで)

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2022年のトゥルーピング・ザ・カラーはプラチナジュビリーだったこともあり、ヘンリー王子とメーガン妃がイギリスに戻ってきていた。当然王子と妃がバルコニーに登場するのかどうかが注目の的に。そんな中、王室は「コロナ明けだからバルコニーのメンバーを厳選、人数を減らした」という体裁をとることで、アンドルー元王子、ヘンリー王子とメーガン妃をバルコニーのメンバーからスムーズに除外することができた。コロナ禍が穏便にことを進める理由になったと見る王室専門家やイギリスマスコミは多い。

(写真は2018年のトゥルーピング・ザ・カラー)

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コロナが終息しても「公務」ルールを継続

2023年は、チャールズ国王の治世になって初めてのパレード。ほぼ元の形に戻して行われた。しかしバルコニーの顔ぶれは元には戻らなかった。一度「公務を行なっているロイヤル」に限定されたことで、2019年にはバルコニーに来ていたアン王女の息子ピーター・フィリップスとその娘たちは姿を消した。ちなみにアン王女の娘ザラ・ティンダルは2016年以降、バルコニーに出てきていない。

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ベアトリス王女とユージェニー王女が姿を消す

ピーター(写真)とザラは、もともと母であるアン王女の選択により「王子」「王女」の称号を持っていなかったため、バルコニーのメンバーから除外されてもさほど大きな騒ぎにはならなかった。称号がないのだから公務をしていなくても当然、と世間が受け止めたからである。対照的だったのがアンドルー元王子の娘ベアトリス王女とユージェニー王女だった。

(写真は2019年のトゥルーピング・ザ・カラーで。ピーターは当時の妻オータム・フィリップス、2人の娘と共に出席した。)

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ピーターやザラと同じようにエリザベス女王の孫なのに、王女姉妹はバルコニーからいなくなったことがやたらと目立った。それはやはり、2人が王女の称号を持っていたから。

2人が公務をしていないことは周知の事実だったが、バルコニーから姿を消したことで、称号を持っているのに公務をしていなかったことが際立ってしまった。つまり「公のために働いていないのにロイヤルファミリーとしてバルコニーで手を振っていた人」認定されてしまったのである。このあたりから王女たちに対する世間の目は少しずつ厳しくなっていく。

(写真は2019年のトゥルーピング・ザ・カラーで。この後、姉妹でバルコニーに立った。)

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ほんのりお騒がせ、マイケル・オブ・ケント一家も引退

また以前はバルコニーの常連だったマイケル・オブ・ケント王子一家も姿を消した。王子(写真右端)はエリザベス王女のいとこであり、フィリップ王配の従甥(いとこの息子)である。わかりにくいが、エリザベス女王の父であるジョージ5世国王の末息子の末息子である。日常的に公務は行なっていなかったが、夫人のマリー妃と共に、エリザベス女王の代理としてインドやキプロスの国葬に出席したり、ベリーズの独立祝賀式典に出席したりと女王を助けていた。しかしこの頃から、それも少なくなっていく。

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ちなみにマイケル・オブ・ケント王子(写真左)はロシア皇帝ニコライ2世の遠い親戚であり、自身もロシア語が堪能。2021年には、ロシアのプーチン大統領やロシア政府への口利きを仄めかして賄賂を受け取ったという報道が浮上。ロイヤルの立場を利用して私腹を肥やしていると疑いをかけられたことがあった。王子側は完全否定しているが、疑惑は完全には晴れていない。慎重で用心深いチャールズ国王が代替わりしたのをきっかけに、不安要素である王子を王室中枢から遠ざけたと囁く声もある。

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マイケル・オブ・ケント王子と共に、夫人のマリー妃もいなくなった。この女性も以前から問題行動&発言が目立つ人。2004年にはニューヨークのレストランで、騒いでいたアフリカ系の客に対して「植民地に帰りなさい」と言い放ち、マスコミを盛大に賑わせた。また2017年、王室のクリスマスディナーには黒人をモチーフにしたブローチをつけて出席。アフリカ系のルーツを持つメーガン妃に対する差別だと批判された。当時のメーガン妃はヘンリー王子との婚約を発表したばかりで、まだ人気者だった。そのため世論はマリー妃をバッシング、大炎上することになった。夫婦揃って何かとお騒がせな存在だったわけだが、今ではすっかりコアメンバーではなくなっている。

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マイケル・オブ・ケント王子とマリー妃と共に、息子のフレデリック・ウィンザー卿&レディ・ソフィー・ウィンクルマン(写真右)一家と娘のレディ・ガブリエラ・ウィンザー(写真左)夫妻もバルコニーのメンバーから外れた。もちろん、2人もその家族も公務にはついていない。

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ケント公爵エドワード王子は1人で残留

もう1家族、バルコニーから姿を消したのがケント公爵エドワード王子の家族。ケント公爵本人は90歳になった今も公務に携わり、今年のトゥルーピング・ザ・カラーでもバルコニーに登場した。チャールズ国王やウィリアム皇太子一家から離れたところに1人で寂しく立つ姿が注目を集めた。

夫人で昨年亡くなったケント公爵夫人キャサリン妃は2002年に「妃殿下」の敬称を使用するのをやめ、公務の数も減らすようになった。トゥルーピング・ザ・カラーにもほとんど出席していない。

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美しきロイヤル、レディ・アメリアも戦力外

ケント公爵エドワード王子とキャサリン妃夫妻の子どもたちの中にはニコラス・ウィンザー卿がいる。卿は「美しすぎるロイヤル」ことレディ・アメリア・ウィンザーの父親。ウィンザー卿やレディ・アメリアもバルコニーに登場した経験を持つが、2019年以降は姿を見せていない。

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レディ・ルイーズ・ウィンザーは?

そして早くも来年のトゥルーピング・ザ・カラーに向けて注目を集めているのが、チャールズ国王の弟の方のエドワード王子の娘レディ・ルイーズ・ウィンザーとウェセックス伯爵ジェームズ。2人とも今年、姿を見せなかった。

この2人も王子と王女の称号を持っていない。その点ではピーター・フィリップスとザラ・ティンダルと立場が似ているが、「公務をしているロイヤルの家族」なのでバルコニーに立つ資格を持つ。実際、2019年以降を見てみると、レディ・ルイーズは2022年と2024年、ジェームズは2022年に参加しているのだが、それ以外は欠席している。

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2人がバルコニーに出てこないのは、両親のエドワード王子とソフィー妃の教育方針が理由だという説も。王子と妃は、なるべく普通の生活をさせることをポリシーに、レディ・ルイーズとジェームズを育ててきた。また将来はロイヤルファミリーとして生きていくのではなく、一般の人と同じように社会に出て働き生活することになるだろうとも発言している。そのため、自分たちと一緒にバルコニーに登場させることにそこまで積極的ではないと見られている。現在、父のアンドルー元王子と共にロイヤルとしての特権を教授、バルコニーに出続けてきたベアトリス王女とユージェニー王女の株はダダ下り中。エドワード王子とソフィー妃の選択の方が賢い可能性は否めない。

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