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【食通モネのレシピをパリで味わう】その姿はまるでモネの名画《フルーツタルト》。荘厳な空間で楽しむ“タルト・オ・ポム”

  • 2026.3.25

CREA Traveller 2026 春号は「アート旅」特集。花や鳥、海岸線――。自然を愛し、光を追い続けた画家クロード・モネ没後100年の節目に、“モネのまなざし”を求めて彼が過ごしたフランス・ノルマンディ地方を巡る。そしてフランスと日本のアートスポットを訪ね歩き、芸術に導かれる感性の旅路へ。


モネが書き残したレシピに近い料理を、パリのレストランで味わってみる。フランスの伝統的な食文化の奥深さにじっくりと触れながら、楽しみたい。


ベル・エポックの優雅な空気が漂うブラッスリー

Tarte aux pommes【リンゴのタルト】

モネの作品《フルーツタルト》と似た姿の“タルト・オ・ポム”はフランスを代表する伝統菓子。リンゴ畑だった所に家を建てていたので、リンゴのタルトを楽しんでいたはず。

“りんごの薄く温かいタルト”14ユーロ。オーダーしてから焼くため早めに注文を。サクサクのパイ生地とキャラメリゼしたリンゴは甘さ控えめ。

歴史あるアーケード、ギャルリー・コルベールに1910年に開業したブラッスリー。高さ6mの壁、彫刻が施された柱……、歴史的建造物に指定されたその壮麗な空間は、ベル・エポック時代のパリを体感させてくれる。

メニューにはエスカルゴやフォアグラ、舌平目のムニエルなどクラシックな料理が充実。

“ブルゴーニュの大粒エスカルゴ”6個15ユーロ(夜は9個25ユーロ~)。ぷりぷりの身と、ニンニク、パセリ、バターのソースは王道の旨さ。
“舌平目のムニエル”62ユーロ(夜67ユーロ)。あっさりとした白身魚とブール・ブランソース、レモンのマリアージュが至高。

リンゴの温かいタルトはホイップクリーム、クレーム・フレッシュ(生クリーム)、バニラアイスとともにサーブされる。まずは何もつけずに、その後にクリームやアイスをのせるなど多様な味を楽しみたい。

平日のランチは2皿30ユーロ、3皿40ユーロで18時までオーダーが可能。開店から夜遅くまでノンストップ営業、年中無休というのも嬉しい。伝統フランス料理と歴史的な空間、その両方を一度に堪能できる贅沢な一軒だ。

Le Grand Colbert(ル・グラン・コルベール)

フランス国立図書館所有となり、1985年に大規模修復。往時の輝きを取り戻した。常連客は近隣で働くビジネスマン多い。

所在地 2, rue Vivienne Paris
電話番号 01 42 86 87 88
営業時間 12:00~23:45(L.O.) 8月は17:00~23:45(L.O.)
定休日 無休
https://www.legrandcolbert.fr/

文=木戸美由紀
写真=吉田タイスケ

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