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【食通モネのレシピをパリで味わう】南仏の定番、海の幸たっぷりのブイヤベースは老舗ビストロで

  • 2026.3.24

CREA Traveller 2026 春号は「アート旅」特集。花や鳥、海岸線――。自然を愛し、光を追い続けた画家クロード・モネ没後100年の節目に、“モネのまなざし”を求めて彼が過ごしたフランス・ノルマンディ地方を巡る。そしてフランスと日本のアートスポットを訪ね歩き、芸術に導かれる感性の旅路へ。


モネが書き残したレシピに近い料理を、パリのレストランで味わってみる。フランスの伝統的な食文化の奥深さにじっくりと触れながら、楽しみたい。


海の幸が自慢のクラシックビストロ

Bouillabaisse【ブイヤベース】

モネのレシピにあるのは、“セザンヌ風タラのブイヤベース”。南フランスにいた友人の画家セザンヌの名を添えた南仏の定番の料理。当時は干しダラを使っていたよう。

“ブイヤーベース、ラ・フレガート風”25ユーロ。魚の骨と香味野菜を煮てスープを作り、ルイユを少し加え、ミキサーにかけて濾す。スープで魚を煮て完成。この日はタラ、スズキ、アンコウ、カサゴ入り。

リヨン駅の近くにある、1950年代から続くビストロ。2008年に現シェフのアントニオ・トレス氏が店を受け継ぎ、海の幸がスペシャリテとなった。

「クラシックな料理を提供しています。名物のブイヤベースは、ルイユ(卵黄、オリーブオイル、ニンニクなどで作る南仏のソース)を魚のスープに加えてミキサーにかけることで軽い味わいを実現」とアントニオ氏。

魚はその日の仕入れにより変わり、旬の魚を味わうことができる。ブイヤベースは昼夜共通のコース(3皿38ユーロ)のメインに選ぶことができ、一皿の量はアラカルトと同じだというから、値頃感は高い。

右は“エビとタラのショウガ風味、オマール海老のビスク”25ユーロ。

エビとタラのショウガ風味も人気のメイン。

“スフレ・グラン・マルニエ” 9ユーロ。熱々のスフレはふわりと軽く、リキュールの香りが余韻を与える。

締めくくりはシェフ自慢の“スフレ・グラン・マルニエ”を。「素材の配合とオーブンの温度が重要」とシェフ。その軽やかさはまさに至福の一品。

À La Frégate(ア・ラ・フレガート)

オーナーシェフのアントニオ・トレス氏。長年、パリ7区の老舗店「ル・ヴォルテール」でシェフを務めた。パティシエの国家資格も持つ。

所在地 30 avenue Ledru-Rollin Paris
電話番号 01 43 43 90 32
営業時間 12:00~14:00(L.O.)、19:00~21:30(L.O.)
定休日 土・日曜
https://a-la-fregate-restaurant-paris.eatbu.com/

文=木戸美由紀
写真=吉田タイスケ

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