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「父親をシェアしよう」夫とママ友から飛び出した驚愕の提案…家庭を侵食していく「シェアしたがり女」に、妻はどう反撃するのか?【書評】

  • 2026.9.25

【漫画】本編を読む

『【復讐決行】11 ママ友だと思っていたらシェアしたがり女でした』(ミロチ/KADOKAWA)は、夫との距離を縮め、やがて家庭を壊していくママ友に妻が復讐する、浮気する夫やクズ男に復讐する人気シリーズの第5弾だ。ママ友だから多少のことは我慢しなければ……。そんな配慮につけ込むようにエスカレートしていくママ友の非常識な言動に、読み手の怒りもどんどん膨らんでいくことだろう。

主人公の茜は、夫の良博と息子の誠とともに、のどかな田舎町へ引っ越してきた女性。子どもの通う保育園で、シングルマザーの凛と知り合い親しくなっていく。ところが凛は、人の容姿にダメ出しをしたり、自分の意見を押しつけたりと、次第に本性を見せ始める。さらに良博に対して「何かあった時に駆けつけてほしい」と自宅の合鍵を渡すなど、茜が不快に感じるほどの行動を見せてくる。

それでも、子どもの保育園は同じで家も近所であるために今後の付き合いを考えた茜は、波風を立てずに少しずつ距離を置こうとする。ところがある日、実家から帰宅した茜が寝室で自分のものではない長い金髪を発見。良博を問い詰めると、茜の留守中に凛が「相談がある」と家へやって来たというのだ。しかも良博はそれから、茜に言わずに仕事を休み、凛の家へ行くようになってしまう。

やがて、良博の口から「自分をシェアしよう」という耳を疑うような提案が飛び出す。夫を、父親を、まるで物のように「シェア」しようとする凛と、それを受け入れてしまう良博。茜は気の弱い夫が強引な凛に流されているだけと思おうとするのだが、協力者に助言をもらい、ついに良博の本心を知ることになる……。

ママ友との関係は、子ども同士の付き合いもあるだけに、無下にすることはできない。本作は、そんな人間関係の難しさを生々しく描きながら、裏切られた妻が反撃へ踏み出す姿を描いた復讐劇である。次々と繰り出される凛と良博の非常識な言動に腹を立てながらも、ふたりにどんな制裁が下されるのかと期待し、ページをめくる手が止まらなくなるだろう。

文=ヒルダ・フランクリン

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