1. トップ
  2. エピソード
  3. 「俺の親に頭を下げろ」と送ってきた夫。義母に謝った私に届いたのは、夫抜きのグループチャットでした

「俺の親に頭を下げろ」と送ってきた夫。義母に謝った私に届いたのは、夫抜きのグループチャットでした

  • 2026.10.17
ハウコレ

仕事を終えてロッカーを開けると、夫からのメッセージが2件届いていました。1件目は、義母のことでした。2件目を読んだあと、制服のボタンを外すのも忘れて、しばらく画面を見ていました。

行けたら行く、と返した食事会

結婚して2年目の夫から「21日、うちの親とご飯行かない?」と届いたのは、少し前のことです。義実家までは電車で2時間ほどかかり、行くなら泊まりになります。シフトが直前まで決まらない仕事なので、「シフト次第だけど、行けたら行きたい」と返しました。

ところが食事会の前の日、急に人が足りなくなり、店長に出勤を頼まれました。休憩中に「ごめん、明日急に出勤になっちゃった。お義父さんとお義母さんによろしく伝えてもらえる?」と送ると、既読はすぐについて、返ってきたのは「わかった」だけ。家でも夫はその話に触れず、翌日1人で実家へ向かいました。

「俺の親に頭を下げろ」と届いた画面

食事会の日は、1日中売り場に立っていました。ロッカーの前で開いた2件は、「母さん、ずっとお前の事待ってたんだぞ」「俺の親に頭を下げろ」。

連絡はしたし、必ず行くとも言っていない。それなのに、約束を破った人のように扱われている。更衣室のベンチに座り、「前の日に連絡したよね?行けたら行くって返してたはずだけど」と打って送信しました。

既読はすぐにつきました。けれど帰りの電車でも、夫のいない部屋に着いてからも、画面は既読のまま動きません。今頃、実家で義母の肩を持つ言葉でも考えているのだろうか。そう思うとこちらから何か言う気にもなれず、スマホを枕元に伏せて眠りました。

夫の名前だけがないグループチャット

目を覚ましても、夫からの返信はありませんでした。義母をがっかりさせたのは事実だと思い直し、義母に直接「この前は行けなくてごめんなさい。夫からも、ちゃんと謝るように言われました」と送りました。

返事はすぐに届きました。「全然大丈夫よ!あの子そんなこと言ってるの!?」。

その日のうちに、今度はグループチャットへの招待が届きました。メンバーは義父、義母、義妹、そして私。夫の名前だけがありません。義妹からは「お兄ちゃんがまた理不尽なこと言ったら、ここで相談してね」、義母からは「改めてご飯行きましょう。あなたの都合のいい日を教えてね」。義父のスタンプが続き、休憩室で1人、笑いをこらえるのに苦労しました。

そして...

実家から戻った夫とは、必要なことしか話さないまま数日が過ぎました。食事会の日取りはグループチャットで決まり、義母が夫にも声をかけたようで、当日は2人で義実家へ向かいました。玄関のドアが開いた瞬間、手土産の紙袋を差し出そうとした私より先に、夫が深く頭を下げました。

「この前のことは、全部俺のせいなんだ。ごめん」

義母は「分かればいいのよ」とだけ言って、私たちを招き入れてくれました。

食事のあと、向かいに座る義妹からグループチャットに「お兄ちゃん、ちゃんと謝れたね」と届きました。「何がおかしいの?」と聞く夫に、義妹と目を合わせて首を振りました。頭を下げろと送ってきた夫が、どうして義母の前で先に頭を下げたのか。最初の食事会の日から今日までの間に、夫に何があったのでしょう。その話は、まだ夫の口から聞けていません。

(20代女性・販売職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ