1. トップ
  2. エピソード
  3. 夫「洗濯と洗い物は元気になった時にやってくれればいいから!」私は39度の熱で寝込んでいるのですが…

夫「洗濯と洗い物は元気になった時にやってくれればいいから!」私は39度の熱で寝込んでいるのですが…

  • 2026.10.16
ハウコレ

39度の熱で寝込む私に、夫から明るい文面の返事が届きました。こちらから送り返したメッセージにはすぐ既読がついたのに、次の返事は、いつまでたっても届きません。

体温計の数字は、何度測り直しても39度のままでした。夫はとっくに出勤していて、家にいるのは私だけ。熱のことを伝えようと枕元のスマホに手を伸ばしたのですが、返ってきた言葉は、思っていたものと少し違っていました。

熱を伝えると、すぐに返事が届いた

ベッドにもぐったまま、夫にメッセージを送りました。

「熱が39度あって、ずっと横になってる」

数分もしないうちに、画面に夫からの返事。

「ゆっくり休んでていいよ。ご飯は外で食べてくるから安心して。」

続けて、もう1通。

「洗濯と洗い物は元気になった時にやってくれればいいから!」

文面だけ見れば、気づかいの言葉でした。けれど、2通目を読み終えて浮かんだのは「ありがとう」ではなく、まったく別の言葉でした。

あふれかけた洗濯かごと流しのお皿

脱衣所の洗濯かごは、もうあふれかけているはず。流しには、洗っていないお皿がたまったままでした。熱が下がったら、あれを全部1人で片づける。その場面を思い浮かべたところで、心の中でつぶやいていました。お前がやるんだよ、と。

重たい体を起こして、枕にもたれながら返事を打ちました。

「それあなたがやって。なんで病み上がりで家事たくさんしなきゃいけないの。そのためにあなたがいるんじゃないの?」

送ったことに、後悔はありませんでした。既読はすぐにつきました。ところが、いつもなら数分で返ってくる夫の返事が、いくら待っても画面に現れないまま。既読の表示だけが、私の吹き出しの下に残っていました。

届いたのは短い返事だった

スマホを握ったまま、うとうとしていたようです。通知の音で目を開けると、夫からメッセージが届いていました。

「ごめん、そうだよね」

それだけでした。言い訳も、説明もなし。分かってくれたのか、とりあえず謝っただけなのか、画面の文面からは読み取れませんでした。

スマホを枕元に伏せてしばらくすると、もう一度通知が鳴りました。

「今日は定時で帰る。何か食べられそうなものある?」

「ゼリーと、スポーツドリンクがほしい」

そう返して、また目を閉じました。

そして...

次に目を覚ますと、枕元にゼリーが3つとスポーツドリンクが並んでいました。夫が帰ってきたことにも気づかないほど、深く眠っていたようです。

並んだゼリーを見ながら、あのとき届いた2通をもう一度開きました。

語尾にびっくりマークのついた、明るい文面。あの人は、どうしてこれを優しさのつもりで送れたのでしょうか。

(30代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ