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「子どもがお腹すかせてもいいの?」ミルク代としてお金を借りた友人。缶のミルクを届けた私に、夫が告げた一言

  • 2026.10.16

ミルク代を理由に、何度も頼まれたお金

友人に赤ちゃんが生まれて、しばらくたったころのことです。

昼のカフェで向かい合って座っていると、友人が少し言いにくそうに切り出しました。

「ねえ、悪いんだけど…ミルク代が足りなくて。1万円だけ貸してもらえない?」

赤ちゃんのためならと思い、私はその場でお金を渡しました。

「ありがとう!本当に助かった。すぐ返すからね」

友人は何度もお礼を言っていました。

ところが、それからも「ミルク代が足りない」「子供にはお金がかかる」と呼び出されるようになったのです。

最初は少しだけのつもりでしたが、気づけば貸したお金は合計20万円ほどに。

しかも、一度も返してもらっていませんでした。

気になったのは、友人の普段の様子です。

会うたびに新しい服を着ていて、高そうなお店で外食した話も楽しそうにしていました。

もちろん、それだけで家計の事情はわかりません。

それでも、本当にミルク代に困っているのだろうかと、疑問を感じるようになりました。

ある日、いつものカフェで再びお金を頼まれた私は、思い切って切り出しました。

「ねえ、前に貸したお金なんだけど…少しずつでも返してもらえないかな?」

すると、友人の表情が変わりました。

「えっ、今それ言う?」

「だって、ずっと返してもらってないし…」

友人は身を乗り出し、私の顔を見つめました。

「子どもがお腹すかせてもいいの?」

その言葉に、私は返事ができなくなりました。

赤ちゃんのことを持ち出されると、どうしても強く断れなかったのです。

ミルクを持って訪ねた友人宅で、夫が口にした言葉

それからしばらくして、友人からまたミルク代を頼まれました。

今度は、私も答えを決めていました。

「お金じゃなくて、ミルクを持っていくね。それならいいでしょ?」

電話の向こうで、友人が少し黙りました。

「え……ああ、うん。じゃあ、それで」

私はお店で缶のミルクを買い、友人の家へ向かいました。

昼すぎにチャイムを鳴らすと、出てきたのは友人の夫でした。その少し奥には、友人も立っています。

「あの、ミルク代が足りないって聞いたので、持ってきたんです」

私が買い物袋を差し出すと、夫は中をのぞいて首をかしげました。

「え?ミルクなら先週まとめ買いしたばかりだけど……」

「そうなんですか?」

思わず聞き返してしまいました。

私は戸惑いながらも、これまで何度もミルク代としてお金を貸してきたこと、合計20万円ほどになっていることを説明しました。

夫は驚いた顔で私を見たあと、奥にいる友人を振り返りました。

「えっ、お金借りてたの?どういうこと?」

友人は何か言おうとしましたが、言葉が出てこないようでした。

「いや、それは……」

そう言ったきり、目をそらしてうつむいてしまいました。

夫はしばらく友人を見つめていましたが、やがて私に向き直りました。

「すみません。そんなことになってるなんて、全然知りませんでした」

そして、深く頭を下げました。

「お借りした分は、必ずお返しします。本当に申し訳ありません」

私は持ってきたミルクを夫に手渡しました。

「これは赤ちゃんに使ってください」

夫は「ありがとうございます」と袋を受け取りました。

その後も友人は顔を上げず、私に何も言いませんでした。

結局、その場でお金が戻ってきたわけではありません。

ただ、あの日を境に、友人からミルク代を頼まれることはなくなりました。

お金を貸し続けるのではなく、最初からこうしてミルクを渡せばよかったのかもしれません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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