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秋バラをきれいに咲かせるために知っておきたい、夏剪定でやりがちなNG3つ(切りすぎ・時期遅れ・弱い株)

  • 2026.9.5

秋バラをきれいに咲かせるために知っておきたい、夏剪定でやりがちなNG3つ(切りすぎ・時期遅れ・弱い株)

秋バラの開花に向けて、9月初旬は夏剪定の季節です。でもよかれと思ってした剪定が、かえって株を弱らせたり開花を遅らせたりすることも。今回は夏剪定で注意したいNGポイントをいくつか紹介します。

強く切りすぎては絶対にダメ

バラの夏剪定は、夏の暑さで疲れたバラの樹形を整え、秋に揃って美しい花を咲かせるために必要な作業です。

伸びすぎた枝や混み合った枝を整理し、株の状態を整えることで、秋の開花に向けて新しい枝を伸ばしていくわけです。

2月に行う冬剪定では、株を深く切り、切った場所から新しい芽を出させてそれをしっかりとした枝に育て、花を咲かせました。
しかし、この思い切った剪定は夏剪定では絶対にやってはいけないNG行為。

9月以降は気温が下がっていくので、春のように新しい芽がどんどん出てくることはありません。
枝を深く切ると葉をたくさん落とすことになり、株は光合成ができずに秋バラを咲かせる体力を失います。

同じ理由で枝数もできるだけ残すほうがよく、緑の葉を株になるべく多く残すことを頭に入れながら剪定を行いましょう。
細めの枝で、切るかどうか迷う場合は残しておき、枯れ枝だけ整理します。

具体的にはHTなら株の上1/3を切り、2/3を残すように切るのが基本ですが、樹高が高い品種や生育旺盛な品種であれば、半分近くの高さにしてもよいでしょう。
切る位置は冬剪定と同様に、五枚葉の上6~10mmのあたりにハサミを入れます。

イングリッシュローズなどのシュラブ系、FL(フロリバンダ)やコンパクトなパティオローズはHT(ハイブリッドティー)よりもさらに浅い剪定にして枝を長く残します。
シュラブ系は枝先を軽く刈り込む程度でもいいのです。

つるバラには基本的に夏剪定は行いません。
伸びた枝が暴れないようにまとめ、冬の剪定・誘引で枝を整理します。

時期が遅すぎると秋バラが見られない

一般的な四季咲きのバラでは、夏剪定をしてから秋バラが咲くまでにはおよそ40~50日かかります。
つまり10月中旬に花が見たい場合は9月1日頃が適期となります。

しかし、近年の温暖化の影響で関東以西では、以前のように8月末や9月1日頃に夏剪定をしてしまうと、まだ気温の高い10月初旬に秋花が咲いてしまうことも多くなりました。
それでは花保ちも悪く、よい花を長く楽しむことができません。

ですから、関東以西の温暖地であれば、昔のバラ栽培のテキストに載っているより少し遅く、9月5日~12日頃を最適期の目安にし、10月下旬に咲かせるのがよいように思います。
寒冷地や冷涼地であれば、従来通りに行います。

注意してほしいのは、夏剪定を大幅に遅らせてはいけないということ。
夏剪定を忘れてしまい、9月末や10月初旬に行うと開花も11月以降にずれ込むことになります。

気温が下がるにつれバラの生育もゆっくりになるため、気候によっては十分に開花しないうちに冬を迎えてしまい、秋花が見られないということもあります。

冬剪定は3月に入ってから行っても春の花がきれいに咲きますが、夏剪定は作業の期間が短いことを頭に入れ、適期を逃さずに行うことが大切なのです。

弱っている株は無理に剪定しない

最後に、暑さで葉を落としていたり、枝の伸びが悪かったりする株は無理に夏剪定をする必要はありません。
剪定すると枝葉をさらに減らすことになり、株への負担が大きくなります。

また健康な株であれば、8月に施肥をしていない場合は夏剪定の後に肥料を与えますが、弱っている株には施肥も行いません。
肥料焼けなどの原因になるからです。

弱っている株には、まず水やりや病害虫の対策をして株の回復を優先し、元気を取り戻してから伸びすぎた枝や枯れ枝などを必要に応じて整理しましょう。

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