1. トップ
  2. 暮らし
  3. カメムシ対策でやりがちなNG4つ 洗濯物は1枚ずつ確認

カメムシ対策でやりがちなNG4つ 洗濯物は1枚ずつ確認

  • 2026.9.19

秋はカメムシが冬を越す場所を探して、家のまわりに集まってくる季節。2026年は果樹園向けのカメムシの注意報が、9月7日時点で31府県から出ています。洗濯物にくっついて部屋に入ってきた、手でつぶして大変なことに……とならないよう、やりがちな4つのNGと、代わりにやりたいことを自治体の情報をもとにまとめました。

秋になると、洗濯物や網戸にカメムシがついていた、という経験はありませんか。カメムシの多くは人に直接の害はありませんが、刺激すると強いにおいを出します。
まずは、やりがちな4つのNGを図にまとめました。どれも今日から変えられることばかりです。

出典 weboo.link

2026年はカメムシの注意報が31府県で

農林水産省のまとめによると、2026年は果樹に被害を出すカメムシについて、9月7日時点で31府県から45件の注意報が出ています(警報は0件)。
秋に入ってからの注意報では、次のような数字が挙げられています。
・大阪府(9月2日):羽曳野市で平年の約28.6倍
・群馬県(9月7日):6地点中5地点で平年の約2〜12倍
・鳥取県(9月4日):8月下旬に平年の約2倍
(いずれもわなにかかった数の比較)
注意報は果樹園向けの情報なので、家に入ってくる数がそのまま同じ倍率で増えるわけではありません。また、群馬県は今年の数を「記録的に多かった2024年並みか、それより少ない」としています。それでも、家のまわりでも見かける種類のカメムシが、果樹園では平年より多く見つかっている年です。いつもの秋より少し早めに備えておきましょう。

出典 www.maff.go.jp

カメムシが家に入ってくるのは10〜11月

カメムシの中には、寒くなると冬を越す場所を探して、建物のすき間や家の中に入ってくる種類がいます。堺市や京都市は、その時期を10〜11月ごろとしています(札幌では10月中旬ごろ)。
家の中に入って冬を越すのは、クサギカメムシなど一部の種類です。また、日当たりのよい場所でひなたぼっこをしたり、夜に明かりへ寄ったものが昼に洗濯物へ移ったりするため、外に干した洗濯物はカメムシが付きやすい場所です。
入りやすいのは、次のような場所です。
・日当たりのよい外壁や、明るい色の壁
・窓や網戸、換気口のすき間(3mmほどのすき間からでも入る)
・外に干した洗濯物や布団
横浜市の研究所が、ある住宅で洗濯物についたカメムシを1年近く数えた記録では、42匹のうち10月が12匹で最も多く、11月の7匹が続きました。洗濯物への注意は、これからが本番です。

NG1|手でつぶす・たたき落とす

見つけたとたん、ティッシュや手でつぶしたり、たたき落としたりしていませんか。カメムシは、少しの刺激でもとても臭い分泌液を出します。においは手につくと取れにくく、つぶすと広がってしまいます。
代わりに:ガムテープなどの粘着テープや紙を使って、つぶさないようにそっと捕まえます。底を切ったペットボトルの中にそっと追い込み、外に出す方法もあります。

NG2|洗濯物を確かめずに取り込む

乾いた洗濯物を急いで取り込み、たたんでいるときにカメムシに気づく……というのはよくある失敗です。気づかずに部屋に持ち込むと、服やタオルの間でにおいを出されることもあります。
代わりに:取り込む前に、1枚ずつ表と裏を確かめます。強くたたいたり振り回したりすると刺激になるので、見つけたらNG1の方法でそっと取りましょう。
カメムシが多い10〜11月は、部屋干しや乾燥機に切りかえるのも手です。

NG3|網戸や窓のすき間をそのままにする

カメムシは体が平たく、窓枠や溝、換気口のようなごく狭いところからでも入ってきます。網戸の小さな破れや、窓と網戸の間のすき間も入り口になります。
代わりに:本格的に入ってくる前の今のうちに、すき間テープでふさぎ、網戸の破れを直しておきます。

NG4|夜、明かりをつけたまま窓を開ける

カメムシには、夜の明かりに集まる種類もいます。明かりの近くの窓や玄関から、家の中に入ってくることがあります。
代わりに:夜は、明かりが外にもれないようにして窓の開け閉めを控えめにします。玄関や窓の近くの照明を、虫が寄りにくい防虫用のランプに替える方法もあります。

カメムシは刺す?においが手についたら

カメムシの多くは、人の体に直接の害はありません。ただし、大きな種類の中には、素手でつかむと口の針で刺して強い痛みを与えるものもいるので、素手でつかまないようにしましょう。
分泌液が皮膚につくと、赤くなったり、しみのような跡が残ったりした例も報告されています。手についたときは、早めに石けんで洗い流しましょう。赤みや痛み、跡が気になるときは皮膚科に相談してください。服ににおいが付いたときは、ふだんどおり洗濯すれば落ちます。

ハッカ油やにおいで寄せつけない方法は?

カメムシよけとして、ハッカ油や香りの強いものを使う方法がよく紹介されています。ただ、自治体や公的な機関の情報で、効果が確かめられたものは見当たりませんでした。においの対策に頼りきらず、すき間をふさぐ・取り込む前に確かめる、という基本を優先しましょう。

まとめ:10月からは洗濯物を1枚ずつ確認

カメムシ対策でやりがちなNGと、代わりにやりたいことをおさらいします。
・つぶす・たたく → ガムテープや紙でそっと捕まえる
・確かめずに取り込む → 1枚ずつ確認。多い時期は部屋干しも
・すき間を放置 → 今のうちにすき間テープ・網戸の補修
・夜に明かりをつけて窓を開ける → 明かりをもらさない
今年は31府県で注意報が出ている、カメムシの多い年です。家に入ってくる10〜11月の前に、できることから始めてみてください。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ