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新米の保存でやりがちなNG5つ 米袋のままはやめて

  • 2026.9.18

新米の季節。せっかくのおいしいお米も、保存のしかたしだいで味が落ちたり、虫がわいたりします。つい、米袋のまま台所に置いていませんか。お米の保存でやりがちな5つのNGと、1日に炊く量から何kgの袋なら食べ切れるかを計算してまとめました。

店頭に「新米」の表示が並ぶ季節になりました。「新米」と表示できるのは、収穫した年の12月31日までに精米して袋詰めされたお米です。
まずは、お米の保存でやりがちな5つのNGを図にまとめました。

出典 weboo.link

お米の保存の基本は「涼しく・乾いて・暗い場所」

農林水産省は、精米したお米を10〜15℃くらいの低温で、湿気が少なく直射日光の当たらない場所に保存するよう案内しています。理想は冷蔵庫で、冷蔵庫の中は乾燥しやすいため、ペットボトルなどに入れるか野菜室に入れるのがよいとされています。
また、お米につく虫の多くは、15℃以下になると活動が鈍り、増えにくくなります。9月はまだ室温が高い日も多いので、この時期に買った新米は特に置き場所に気をつけましょう。

NG1|米袋のまま保存する

買ってきた米袋の口を折って、そのまま置いていませんか。
お米の袋には、小さな穴が開いています。袋のままだと湿気やにおいの影響を受けやすく、ノシメマダラメイガのように、食品の袋を食い破って入り込む虫もいます。袋を開けたら、チャック付きの保存袋や密閉できる容器に移し替えましょう。使いやすい量ずつ小分けにしておくと、野菜室にも入れやすくなります。

NG2|シンク下やコンロの横に置く

シンク下は湿気がこもりやすく、コンロのまわりは調理の熱で、冷蔵庫の横は放熱で温度が上がりやすい場所です。キッチンの中でも、お米の置き場所には向いていません。
お米や粉ものにつくガの一種・ノシメマダラメイガは、湿度が高いほど早く育つという試験結果があります。また、お米によくつくコクゾウムシは、25〜30℃・湿度70%の条件だと、卵から約1か月で成虫になります。反対に、湿度を50%以下に抑えると、カビや虫の発生を抑えやすくなります。
室温が15℃を超える時期は、密閉して冷蔵庫の野菜室へ。常温で置くなら、日の当たらない涼しい場所を選び、洗剤や灯油などにおいの強いものの近くは避けましょう。

NG3|米びつを空にしないで継ぎ足す

前のお米が底に残ったまま、新米を上から足していませんか。底に古いお米やぬか・くずが残ったままになりやすく、こうした食べ物のくずは虫の発生源になります。
新米を入れる前に、残っているお米を使い切って米びつを空にし、内側を拭いてしっかり乾かしてから入れましょう。米びつのまわりにこぼれたお米やくずも、虫の発生源になるので、あわせて掃除しておきます。

なお、お米の虫は自然にわくわけではなく、外から入り込んできたものです。もし虫を見つけたら、日光の当たる場所(ベランダなど)で清潔な紙の上にお米を広げ、できるだけ取り除いてから使いましょう。

NG4|「冷蔵庫に入れれば何か月でも大丈夫」と思い込む

冷蔵庫は保存場所としては理想的ですが、長く置けば置くほどよいわけではありません。精米したお米は、1か月くらいで食べ切るのが目安です。
また、低温にすると虫は増えにくくなりますが、15℃以下にしても虫が死ぬわけではありません。冷やす前に、虫やくずが入っていないかを見ておくことも大切です。
冷蔵庫の中は乾燥しやすいので、お米は密閉できる袋や容器、よく乾かしたペットボトルなどに入れて、野菜室に保存しましょう。においの強い食品の近くも避けておくと安心です。

NG5|新米を大袋でまとめ買いして食べ切れない

「新米だから」と大きな袋を買っても、1か月で食べ切れなければ、おいしいうちに食べ切ることはできません。精米してから日がたつほど味は落ちていくので、1か月で食べ切れる量ずつ買うのが基本です。暖かい時期は、さらに少なめを意識しましょう。

わが家は何kg袋?1日に炊く量で「何日もつか」を計算

お米1合(180mL)は、精米で約150gです。これをもとに、1日に炊く合数と袋の大きさから、食べ切るまでの日数を計算しました。

出典 weboo.link

たとえば、毎日2合炊く家庭なら、5kg袋は約17日、10kg袋は約33日で食べ切れます。1日1合の家庭だと、5kg袋で約33日、10kg袋では約67日かかり、目安の1か月を大きく超えてしまいます。
1日0.5合(炊くと約170g)なら、2kg袋でも約27日かかります。1か月(約30日)を超える組み合わせは、袋を小さくするのが基本です。すぐに使わない分は、密閉して野菜室へ回しましょう。
計算式は「袋の重さ(g)÷(1日に炊く合数×150g)」。自分の家の数字で一度計算しておくと、次に買う袋の大きさを迷わず選べます。

参考までに、お米の1人あたりの年間消費量は53.4kg(2024年度)で、1日あたりにすると約146g、ほぼ1合分です。ただしこの数字は、国内に出回ったお米の量を人口で割ったもので、外食や中食(お弁当・おにぎりなど)の分も含まれます。家で炊く量はこれより少ないことが多いでしょう。

番外編|「新米は水を減らさないとダメ」は昔の話?

「新米はやわらかいから、水を少なめに」と聞いたことがあるかもしれません。以前は、新米は少なめ、古米は多めに水を加えるのが一般的でした。
しかし今は、お米の水分が1年を通して約15〜16%に管理されるようになり、新米と古米で水加減を変えることも少なくなっています。まずは炊飯器の目盛りどおりに炊いて、かためが好きなら少し少なめ、やわらかめが好きなら少し多めと、好みで調整するのがおすすめです。

まとめ|新米は「小分け・密閉・涼しい場所」で1か月以内に

新米をおいしく食べ切るポイントは、次の3つです。
・米袋から出して、密閉できる袋や容器に小分けする
・シンク下やコンロの横を避け、室温が15℃を超える時期は野菜室へ
・1日に炊く量から計算して、1か月で食べ切れる大きさの袋を選ぶ
米びつは新米を入れる前に空にして、拭いて乾かしておきましょう。

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