ダニエル・ラドクリフ、ドラマ版ハリー・ポッター役のドミニク・マクラフリンと手紙を交換

ダニエル・ラドクリフは、HBOで製作されるドラマ版『ハリー・ポッター』で主人公ハリー・ポッターを演じるドミニク・マクラフリンにシンパシーを感じているようだ。TV番組『Good Morning America』で、ドミニクと個人的に手紙のやり取りをしたことを明かした。

「これからハリーを演じる人全員に強いるつもりはないけれど、番組の関係者に知り合いが何人かいるので、ドミニクに手紙を書いたら、とても素敵な返事をくれました。彼や他の子役たちに付きまとうことはしたくないけれど、『楽しい時間を過ごせますように。僕も素晴らしい経験をしたけれど、君はそれ以上の経験となるよう願っている』と伝えたかった。だから、その通り書きました。彼や他の子たちの写真を見ると、抱きしめたくなる。彼らは本当に若い。彼らを見ると、『こんな年ごろであんな経験をしたなんであり得ない』と思う。だけど、素敵な思い出でもあるし、彼らには楽しい時間を過ごして欲しいと思っています」

J・K・ローリングの人気小説を原作にした本シリーズは、ホグワーツ魔法魔術学校を舞台に、魔法使いの少年・少女の冒険が描かれる。映画版でハリーを演じたダニエルは、11歳の時に同役に抜擢され、全8作品に出演。後に、若くしてスターとなった苦悩を明かしている。ドミニクは、スコットランド出身で、BBCのドラマ『Gifted（原題）』やジョン・マクフェール監督のコメディ映画『Grow（原題）』に出演しており、ハーマイオニー・グレンジャー役のアラベラ・スタントン、ロン・ウィーズリー役のアラステア・スタウトとともに、3万件以上の応募の中から抜擢されたことが発表された。シリーズにはほかにも、ホグワーツの生徒役で若い俳優が大勢出演することが明らかになっている。

なお、この夏から撮影を行っているイギリス・リーブスデンのワーナー・ブラザーズ・スタジオでは、ドラマが長期シリーズとなることから、子役たちが撮影の合間に勉強するための学校を設立することが報じられている。平日の午前5時半から午後8時半まで開校し、若い俳優たちが夜間撮影や再撮影、ロケ撮影の合間に勉強できるよう配慮。通常、約150人の生徒が利用し、群衆シーンの撮影中などのピーク時には600人の利用を見込んでいるようだ。

Text: Tae Terai