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子どものいびきの原因は?チェックポイントと対策を医師が解説

  • 2026.9.17

子どものいびきが気になる、悪化した時は、隠れた病気の可能性もあるため受診の目安を知ることが大切です。本記事では、たけうちファミリークリニック院長の竹内雄毅先生が「子どものいびきの原因」「気になる状態のチェックポイント」「病院受診のタイミング」を詳しく解説します。

ママ広場

「うちの子、寝ているときに結構いびきをかくんです」
小児科でも、ときどきこのような相談を受けます。
旅行や帰省などで家族みんなで寝て、初めて「こんなにいびきをかいていたの?」と気づくこともあります。
風邪をひいたときだけ数日いびきをかく程度であれば、鼻づまりによる一時的なものが多く、それほど心配する必要はありません。
一方で、普段から毎晩のように大きないびきをかいている場合には、一度原因を考えてみた方がよいでしょう。

子どものいびきの原因

子どものいびきで、まず確認したいのが「鼻づまり」です。
風邪はもちろん、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎があると鼻の空気の通り道が狭くなります。鼻で呼吸しにくくなると口呼吸になり、いびきが出やすくなります。
家庭では、まず鼻水や鼻づまりがないか確認してみてください。
寝具に付着したほこりやダニなどがアレルギー性鼻炎を悪化させている場合もあります。寝具を清潔に保つ、部屋を掃除するなど、普段のアレルギー対策も大切です。
旅行先などで急にいびきがひどくなった場合にも、「枕が違うからかな?」だけでなく、鼻水や鼻づまりが出ていないか確認してみましょう。
そして、子どものいびきでとても重要なのが「扁桃」と「アデノイド」です。
扁桃は口を開けたときに、のどの左右に見える組織です。アデノイドは鼻のさらに奥にある組織で、外からは見えません。
子どもではこれらの組織が大きくなりやすく、空気の通り道を狭くして、いびきや口呼吸、場合によっては睡眠時無呼吸の原因になります。
子どもの閉塞性睡眠時無呼吸ではアデノイドや口蓋扁桃の肥大が主要な原因になるとされています。

いびきをかいているけれど、寝ていない可能性も

ここでぜひ知っておいていただきたいのは、
「いびきをかいているけれど、よく寝ているから大丈夫」
とは限らないことです。
眠っている間に、

○呼吸が何度も止まる
○息を再開するときに「ガッ」と大きく息をする
○胸やお腹を大きく動かして苦しそうに呼吸する
○首を反らせるような変わった姿勢で寝る
○寝相がとても悪い
○汗をたくさんかく

といった様子があれば、睡眠中に空気の通り道が狭くなっている可能性があります。
さらに子どもの場合、睡眠の問題が昼間の「眠そう」という症状だけで現れるとは限りません。
朝なかなか起きられない、機嫌が悪い、集中できない、落ち着きがない、学校での学習に影響が出る、夜尿が続く、といった症状と関係することもあります。

鼻や扁桃・アデノイド以外では、肥満、あごが小さいなどの顔や口の形、まれには神経や筋肉の病気なども睡眠中の呼吸に影響します。特に肥満は子どもの睡眠時無呼吸のリスクを高めることが知られています。
では、いびきが気になったら家庭ではどうすればよいのでしょうか。
まず、「いつ、どのくらいいびきをかいているか」を観察してください。
風邪をひいた数日だけなのか、元気なときにも週に何日も続いているのかでは意味が違います。
そしておすすめしたいのが、スマートフォンで寝ている様子を動画に撮っておくことです。
顔だけではなく、胸やお腹の動きも映るように30秒〜1分程度撮影しておくと、受診した際に非常に参考になります。
「毎日のように大きないびきをかく」
「呼吸が止まっているように見える」
「寝ているときに苦しそう」
「普段から口呼吸をしている」
このような場合には、一度小児科や耳鼻咽喉科に相談してください。
必要に応じて鼻炎などの治療を行ったり、扁桃やアデノイドの大きさを確認したり、睡眠中の呼吸や酸素の状態を調べる検査を行ったりします。

子どものいびきはとても身近な症状です。
ただし、「音がうるさいかどうか」だけではなく、「寝ている間にちゃんと呼吸できているか」という視点で見てあげることが大切です。
まずは鼻づまりなど家庭で気づける原因を確認すること。そして、気になるいびきが続く場合には、寝ている様子を動画に撮って医療機関に相談してみてください。

※本記事の作成にあたり、文章表現の確認や校閲の一部に生成AIを使用しております。

執筆者

プロフィールイメージ
竹内雄毅
竹内雄毅

医学博士・小児外科専門医。京都府精華町「たけうちファミリークリニック」院長。京都府立医科大学小児外科客員講師。

小児科・小児外科の診療に加えて、地域の子どもを安心して預けられる病児保育を運営し、さらに絵本の読み聞かせや離乳食教室、ベビーマッサージなどの子育てイベントも展開している。クリニックを「行きたくない場所」ではなく「行きたくなる場所」に変えることを目指し、医療を軸としたコミュニティデザインに力を注いでいる。現在は、隣接地に人が自然に集まり安心して交流できる広場の構想を進めており、家族と地域が互いに支え合える環境を形にしていこうとしている。

京都府精華町「たけうちファミリークリニック」 ホームページ

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