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【インタビュー】恒松祐里、『ストレンジ』第11話は「切なさや怖さも含めた“お別れのお話”」 伊藤潤二作品への思い語る

  • 2026.9.11

テレビ東京系ドラマ24『ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-』第11話「緩やかな別れ」で主演を務める恒松祐里。本作は、世界的ホラー漫画家・伊藤潤二の作品をオムニバス形式で実写化したドラマだが、恒松が出演するエピソードは「ホラー」という枠に収まらない作品になっているという。璃子という役への思いや、作品の魅力を聞いた。

「戸倉家ならではの“別れの方法”に心を動かされる女性」

――第11話「緩やかな別れ」で演じる璃子の役どころを教えてください。
恒松祐里:私が演じる璃子は、由緒ある戸倉家に嫁いだ女の子です。普通のお家に見えていた旦那さんの実家に一緒に住むことになって、ある時、戸倉家ならではの風習があることに気が付きます。戸倉家ならではの“別れの方法”を目の当たりにして、「そんな別れがあるんだ」と驚き感銘を受ける役です。もう一つ大事なのは、璃子はお父さんのことがすごく大好きな女性だということです。幼い頃に母を亡くしていて、お父さんと一緒に暮らしてきた。だから、璃子にとって一番の恐怖は、お父さんが亡くなってしまうことなんです。大人になっても、子どもの頃と同じように「お父さんが亡くなる」という悪夢を見て起きてしまう、そんな彼女が戸倉家の別れの方法を見て心を動かされていくお話になっています。

ストレンジ (C)テレビ東京

――台本を初めて読んだ時、どんな部分に一番引っかかりましたか。
恒松:やっぱり“残像”という表現です。亡くなった人を残像にするというお話が、すごく斬新だなと思いました。ラストシーンにもグッとくるところがあるのですが、そこはネタバレになってしまうので言えなくて。ただ、伊藤潤二さんが“別れ”というテーマに対して、残像にして緩やかに故人と別れていくというアイデアを一つの形として作品に残してくださったことが、すごく素敵だなと思いました。

「私の回だけ異色だったと思います」

――伊藤潤二作品というとホラーの印象も強いですが、「緩やかな別れ」はどのように受け止めましたか。
恒松:主演を務めさせていただいた映画『きさらぎ駅』(2022年)では、間合いだったり、びっくりするタイミングだったり、いわゆる“ホラー”作品としてわかりやすい表現がたくさんありましたが、今回私が出演させていただいた回はザ・ホラーのような表現はなく、撮影をしていても、ホラー作品を撮っている感じはなかったですね(笑)。人間ドラマというか、切なさや怖さも含めた“人間のお話”、そして“お別れのお話”を描いている感覚でした。今回のオムニバス作品の中では、私の回だけ異色だったと思います。スタッフさんたちも「この作品は血も出ないし、血のりも必要ない」と話していて、他の作品は撮影が大変だったんだなと感じました。私の撮影はクランクアップ間近だったので、皆さんがいろいろな大変な現場を乗り越えた後に、すごくゆったりした気持ちで臨んでいて、「違う作品を撮っているみたい」という雰囲気がありました。

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