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【60代バツなしおひとりさま、毎日ごきげん暮らし】折原みとさんインタビュー

  • 2026.5.6

いくつになっても、考え方次第で自分らしい楽しみや幸せは見つけられるはず―。
前向きなエネルギーに満ちた折原みとさんの新刊エッセイは、年齢を重ねることに戸惑う人の背中を押してくれる一冊です。

精神的な余裕が生まれる60代が、いちばん楽しい

マンガ『るり色プリンセス』や少女小説『時の輝き』などの作品で、女性たちの思春期に寄り添
ってきた折原みとさん。新刊エッセイ『60代バツなしおひとりさま、毎日ごきげん暮らし』で綴られているのは、タイトルどおり、ポジティブにおひとりさま生活を楽しむ日々。
 
「ひとりは寂しい」ではなく、「ひとりだから自由で楽しい」という折原さんの言葉に、勇気をもらう人も多いのではないでしょうか。
 
「今の暮らしの拠点となっているのは、海が見える湘南の家。20代の頃は仕事一筋で、ほかのことは何もできませんでした。このままでは心も体もだめになると思い、33歳のときに住み慣
れた東京を離れて、郊外へ移ることに決めたんです」
 
がらりと生活を変えてからは、日本舞踊やヨガ、弓道などの習いごとにトライしたり、愛犬と海辺を散歩したり、庭や家づくりに勤しんだり……。そうした暮らしを経て、「60代の今がいち
ばん楽しい」と語ります。
 
「若い頃よりも精神的な余裕ができて、時間の使い方や人との距離感もうまくなってきました。
これまで蓄積してきたものがあるからこそ、それをさらにアップデートしようという前向きな気持ちも湧いてきます。だから、人生は60代からがいちばん面白いんじゃないかと思うんです」
では、充実した
 
60代を過ごすために、50代のうちに準備すべきことは何なのでしょうか。
 
「やりたいことを見つけて、少しずつ始めておくこと。そして、何より体力ですね。60代以降で
新しいことを始めるには健康が第一。体のメンテナンスや運動は、早いうちから習慣にしておいた方がいいと思います」
 
加えて、複数の居場所を持っておくことも大事だと話します。
 
「私は〝おひとりさま〟ではあるけど、孤独ではありません。それは、いくつも居場所があるから。一つのコミュニティだけに依存すると、うまくいかなくなったときに苦しくなってしまう。習いごとや趣味を通して、いろいろな場所とつながっておくと、心の余裕につながります」
 
昨年でデビュー40年を迎え、作家としての新たな挑戦も。
 
「これまでは若い世代向けの作品が中心でしたが、今書いているのは大人の読者に向けたもの。
書き方や構成も以前と違うので時間はかかっていますが、その過程も含めて楽しんでいます」

『60 代バツなしおひとりさま、毎日ごきげん暮らし』 折原みと ¥1,870(KADOKAWA)

21歳でマンガ家デビューし、多忙な時期を経て湘南へと移住した著者が、新たな発見や喜びに満ちた日々を綴ったエッセイ。
「結婚しても、しなくても、自分なりの幸せを見つけていけばいい」という言葉から、今後の人生を歩むためのヒントが見えてきます。

執筆のお供

執筆はアナログ派 20 年同じシャープペンシルを愛用

「いまも原稿は手書き」という折原さんが、20 年前から愛用するPILOTのシャープペンシル。「同じもの(色も)が家のあちこちに置いてあります。筆圧が強いので、0.5だと芯が折れちゃう。0.7mmがちょうどいいんです」

私の好きなもの

作品のイメージに合った アクセサリーを手元に

執筆中は、コレクションしている石の一部をデスクに置いておくのがルーティン。
「旅行先で買うことが多くて、これはアメジストと蛍石。そのとき書いている作品のイメージに合った指輪もつけるようにしています」

photograph: Miho Kakuta text: Hanae Kudo
 
大人のおしゃれ手帖2026年4月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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