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新たな金田一耕助が誕生!尾上松也、『八つ墓村』ジャパンプレミアで「この作品にしかない金田一を目指した」と明かす

  • 2026.9.10

日本ミステリー界の巨匠・横溝正史の同名ベストセラー小説を新たに映画化した『八つ墓村』(9月18日公開)のジャパンプレミアが公開の8日前となる9月10日に行われ、尾上松也、奥智哉、堀田真由、永瀬莉子、清水崇監督が出席した。

【写真を見る】尾上松也、“八つ”の酒樽で鏡開き

『八つ墓村』のジャパンプレミアが行われた
『八つ墓村』のジャパンプレミアが行われた

シリーズ累計発行部数5500万部を超えるベストセラーを、“日本三大名探偵”とも称される人気キャラクター、金田一耕助の初登場から80周年という記念すべき節目に、完全新作として映画化した本作。内定ゼロ、彼女ナシ。大学生・井川辰弥のもとに舞い込んだ母の訃報。奇妙な探偵・金田一耕助に誘われ、岡山県山奥に潜む「八つ墓村」を訪れる。村では、名家・田治見家の莫大な遺産の相続人である辰弥の帰還に合わせたかのように、不可解な連続殺人事件が発生。辰弥は、金田一耕助と共に事件に巻き込まれてゆく。

金田一耕助役を演じる尾上松也
金田一耕助役を演じる尾上松也

日本国内では初めてとなる本作のお披露目を前に、金田一耕助を演じる松也は「本当にうれしく思っています。清水監督をはじめ、すばらしいキャスト、スタッフの皆さんのおかげで、新しい『八つ墓村』が爆誕いたしました」と清々しい笑顔。さらに「とんでもなくメロい時間」と覚えたてだという「メロい」という言葉を使いたがり、周囲から「使いたいだけ!」とツッコまれた松也は、「とにかくうれしいです。どういう感想を持たれるのか、すごく興味があります。昨年の春ころに撮影をして、ようやく満を持して。いま、とてもワクワクしています」と高揚感を口にしていた。

辰弥役を演じる奥智哉
辰弥役を演じる奥智哉

辰弥役を演じる奥も「ドキドキです」と期待に胸を膨らませ、「往年の方々が演じてきた役であり、作品。賛否両論はあると思いますが、こうしてスクリーンで観ていただけるのいは本当にうれしいです。清水監督の世界観と、『八つ墓村』の世界観や空気感がミックスした作品。楽しんでいただけたらうれしいなと思っています」と願いを込めた。未亡人の森美也子役を演じる堀田は、「もちろん背中が凍るような怖いシーンもありますが、決して自分たちと遠くないというか。自分の身の回りにも起こりうるような、人間の愛情や憎悪も描かれていると思います」とアピール。里村典子役の永瀬も「ミステリーとしての面白さはもちろん、すごく人間味のある、人と人との問題がたくさん出てくる。観てくださる皆さんにも、共感していただけると思います」と力強く語っていた。

監督を務めた清水崇
監督を務めた清水崇

「歴史ある名作に手をつけてしまっていいものか」と悩んだという清水監督は、「いろいろと試行錯誤しながら作らせていただきました。新しい『八つ墓村』を楽しんでいただければと思います」とメッセージを送った。そして金田一耕助という人気キャラクターを託された松也は、「この作品に入る前に、清水監督と金田一耕助像についてお話した」と回想。

森美也子役を演じる堀田真由
森美也子役を演じる堀田真由

「清水監督は、『新しいものを作りたい』とおしゃっていた。これまでのイメージにあるような仕草、要素は基本的にゼロにして。改めて、“この作品の金田一として作っていきたい”というご意向をお話されていた。服装などからもヒントを得て、“この人はどういう感覚を持っている人なのか”と考えながら、この作品にしかない金田一耕助を意識しようと思っていました。なるべく、これまでの名優の方々が演じた金田一耕助を見ないようにしていました」と新たな金田一耕助像を目指したと明かした。完成作を観た時には、「僕自身のことより、作品自体が本当におもしろくて。あっという間に時間が過ぎてしまったのが、とにかくうれしかった」と興奮したという。その瞬間を振り返った清水監督は「すごい勢いで、拍手をしてくれた。松也さんの喜びが伝わってきて、うれしかったです」と感激を蘇らせていた。

村典子役を演じる永瀬莉子
村典子役を演じる永瀬莉子

また清水監督が「約50年前の野村芳太郎監督による『八つ墓村』に出演されている俳優が、本作にも出ています」と秘話を公開する場面もあった。「僕は、それを知らずにキャスティングしていました。以前、違う映画でご一緒してすごくよかったので、ぜひ今回も出てくれと。その方が、岡山の現場に来てから『50年ぶりに岡山に帰ってきました!実は僕、野村芳太郎監督版にも出ています』とおっしゃっていて。それは『地面師たち』で大ブレイクした、五頭岳夫さん」だと紹介していた。

【写真を見る】尾上松也、“八つ”の酒樽で鏡開き
【写真を見る】尾上松也、“八つ”の酒樽で鏡開き

最後には、大ヒットを祈願して“八つ”の酒樽での鏡開きを実施。ずらりと並んだ酒樽を目にして松也は「多いよ」と笑いながら、司会の「この秋は」の掛け声に続いて、観客と一緒に「八つ墓村ー!」と発声。にぎやかに鏡開きを行った。松也は「まったく新しい『八つ墓村』。自信を持って、初めて『八つ墓村』をご覧になる方も、『八つ墓村』のファンの方にも楽しんでいただける作品ができたと思っています。清水崇監督が作り出した新しい『八つ墓村』の魅力。本来、『八つ墓村』が持っているメッセージ性を劇場で体感していただきたい」と呼びかけ、大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田おり枝

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