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パリ、アートの贅沢。通りすがりにフランシス・ベーコンの作品3点を!

  • 2026.4.26

ヴァンドーム広場近くのアートギャラリーGagosian(ガゴジアン)は、5月30日までフランシス・ベーコン(1909~1992年)の後期の作品3点を展示している。ヴァンドーム広場とチュイルリー公園をつなぐ道の途中にあり、横長でガラス張りのギャラリーなので通りからでも作品を鑑賞できるし、中に入って信じられないような至近距離で筆致までじっくりと、ということも可能だ。

ギャラリーの外からも鑑賞できるフランシス・ベーコン展。ⒸThe Estate of Francis Bacon. All rights reserved./DACS/ARS, NY 2026 photo Thomas Lannes Courtesy Gagosian
マレのビラーグ通りにアトリエを構えていた彼(写真)。パリを愛し知的拠点であるサンジェルマンのオテルルイジアンヌに、1974年から1987年の間頻繁に出入りしていたそうだ。photography: Edward Quinn

展示されているのは『Study from the Human Body – Figure in Movement』(1982年)、『Study from the Human Body 』(1986年)、『Man at the Washbasin』(1989~90年)の3点。いずれもサイズは198.1×147.3cmと大型である。これは例えば「部屋の中の3人の人物」(1964年)のようなトリプティックではないが、際立った簡素さという特徴を共有する3点で、こうして並置しての展示は今回が初めてとのこと。洗練された建築的構造と緻密な構図は、ベーコンの表現によるところの「生きた経験の複雑さにアプローチするための一種の略記法」を反映している。

『Study from the Human Body Figure in Movement』(1982年)油彩。1980年代初頭に彼が関心を持っていたカドミウムオレンジ色とクリケットの図像というふたつの要素が含まれているⒸThe Estate of Francis Bacon All rights reserved DACS London ARS New York 2026 photography: Annik Wetter
『Study from the Human Body 』(1986年)。上記の作品と同様の人物像と反射の関連がここでは鮮やかな黄色を背景に展開され、イメージの即時性と奇妙さが強調されている。ⒸThe Estate of Francis Bacon All rights reserved DACS London ARS New York 2026 photography: Annik Wetter
『Man at the Washbasin』(1989~90年)。1971年にパリのホテルで亡くなった伴侶のジョージ・ダイヤーの死を暗示しているのではとされている落ち着いた色彩が内省的場面の重厚さを際立たせる作品だⒸThe Estate of Francis Bacon All rights reserved DACS London ARS New York 2026 photography: Annik Wetter
『Francis Bacon』展 開催中~5月30日 Gagosian 9, rue de Castiglione 75001 Paris 開)10:30~18:30 休)日、月
https://gagosian.com/
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