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【ルームツアー】ハリウッドの伝説を次世代へ。ビバリーヒルズに隣接する、歴史的邸宅のすべて

  • 2026.9.10
Douglas Friedman

ロサンゼルスの象徴とも言える住まいを思い描くなら、きっとこのような家だろう。サンセット・ストリップを見下ろす高台に立ち、ビバリーヒルズに隣接するこの場所からは、市街と海を一望する息をのむような絶景が広がる。1948年に建てられたこの邸宅は、現在ダヴァナ・フライザーとその父ジョーが家主だ。UK版「エル・デコ」より。

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高い天井と伝統的な外観を誇るこの家が最後に改装されたのは、1980年代初頭のこと。当時所有していた俳優のマイケル・ヨークと妻パットの指示のもと、ウォルド・フェルナンデスによってプロジェクトは進められた。夫妻は半世紀近くをここで過ごしたのち、2022年に売却することにしたが、この通りには、エリザベス・テイラーやジェーン・フォンダ、リチャード・ギアなど、多くの著名人が居を構えてきた歴史がある。

Douglas Friedman

「一見したとき、私たちはこの家がジョン・エルギン・ウルフのオリジナル作品だと思いました。ハリウッド・リージェンシー様式のディテールやシルエットが、この地域にあるその高名な建築家による他の家とほぼ完全に一致していたからです」

そう振り返るのは、Oskloの共同創設者であるアーヤ・マーティン。彼は夫のマイケルとともに、インテリアを現代的にアップデートし、ラグジュアリーでありながらも快適で居心地の良い家を作り上げるという課題に挑んだ。

Douglas Friedman

「自然光やモダンな仕上げを取り入れ、大勢のゲストをもてなすのにも適した間取りへと室内を開放的にプランし、建物全体の特徴を保存しようと努めました」とマイケル。

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彼らにとって最大の課題は室内のレイアウトだった。内部空間の再構成を完璧に仕上げるまでに2年の歳月を要した。1階建てで464平方メートルの広さを持つこの家は現在、オープンプランのリビング・ダイニングルームに加えて4つのベッドルームを備えている。メインベッドルームからはロサンゼルス・ダウンタウンの最高の景色が望めるだけでなく、屋内外のシャワーと巨大なテラスも完備されている。

Douglas Friedman

部屋の配置に納得がいくと、彼らは温かく迎え入れてくれるような、それでいて選び抜かれた美意識を感じさせるインテリアの計画に専念することができた。これを実現するため、ブラウン、クリーム、グレー、バーガンディ、深いグリーンのニュートラルな色合いにブラックのアクセントを効かせたカラーパレットを採用。そこに天然石やライトオーク材、さらにモヘア、ブークレ、シープスキンといった質感豊かなファブリックを融合した。

Douglas Friedman

また、さらなる温もりとタイムレスな魅力を加えるために、照明器具を徹底的に吟味した。

「現代的なデザインを反映しつつ、アンティークのアクセントを加えた要素を取り入れるのが好きなんです」とアーヤは語る。アーヤは、ロサンゼルスの歴史の一部であるこの家に対して彼らが行った繊細な調整と、その成果としてこの邸宅が、新しい家族が次の章へと歩みを進めるのにふさわしい空間になったことを誇りに思っている。

Douglas Friedman

「プロジェクトが始まった当初、クライアントのダヴァナはビバリーヒルズ・ホテルで結婚式を挙げたばかりでした」と彼は振り返る。「彼女はこの家に引っ越して、そこで最初の子どもを産みたいと望んでいました。私たちもちょうど第一子を授かったタイミングだったので、人生の新しい章の始まりという共通点を通して絆を深めることができたのです」

Osklo Studio

「ここからの景色は、目にするたびにロサンゼルスの物語を伝えてくれます。嵐の日は不穏な物語を、晴れた日はハリウッドの夢を。私たちは、この家をこれまでで最高の状態に復元し、この素晴らしい建築を少なくとも次の世代まで残すことができると感じています。この家のような象徴的な名住宅の多くは、利益を優先した宅地開発によって取り壊されてしまうことが珍しくありませんが、それは決して私たちのやり方ではありませんし、幸運なことにクライアントの意向とも縁がありませんでした」

Original Text : PHOEBE FRANGOUL

>>UK版『ELLE DECOR』のオリジナル記事はこちら

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