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エディターがいま気になる、国内外のガラス作家は?

  • 2026.9.8
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ガラスという素材に真摯に向き合い、それぞれの世界観を表現する国内外のガラス作家たち。エディター陣が今注目したい、個性あふれるガラス作家を推薦。美しい色彩やゆらぎのあるフォルム、緻密な絵柄など、ガラスだからこそ生まれる豊かな表情。手仕事の温もりと個性が詰まった作品の数々は必見。

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大室桃生

エディターRYOKO

「これまで自分で購入したガラスは、サーラ・ホペアのグラスくらい、というほど、私には少し緊張感のある存在で、なかなか手が伸びないガラスの器。それでも『いつか飾ってみたい』と思ったのが大室桃生さんの作品です。古代メソポタミアに起源をもつ『パート・ド・ヴェール』という技法でつくられていて、やわらかな質感が魅力で、何よりも唯一無二のパターンや絵柄が素晴らしいです。大室さんの作品を見ていると、地元・長崎の教会で見たステンドグラスの光を、ふと思い出します。毎日ふと目に入る場所に置いて、その日の光の違いを楽しみながら、長く愛でたいな、と思いを馳せています」

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パク・ソンミン

シニアエディター YUI

「パク・ソンミンさんのガラスに出合ったのは2024年9月、素敵なクラフトの展示をよく行っているソウルのギャラリー『WOL三清』で。琥珀糖のようなほのかな色彩と、クラシックな瓶のフォルムに一目ぼれ。『WOL三清』の韓屋の心地いい空間にいくつも並んでいる光景が、残暑厳しい午後をクールダウンさせてくれました。

さらに驚かされたのが、これらが再生ガラスの作品だということ。作家のパク・ソンミンさんは古代朝鮮のガラスの美に目を向け、当時からガラスの再加工が行われていたことに着目、古代のガラスを再解釈し、このシリーズをつくったそうです。緑と青とで迷ったけれど、緑の丸い栓の付いた瓶を買いました。マットですべすべしていて触り心地もよく、愛でるという言葉がぴったり。水を入れたら表情が変わるんだろうなと思いつつ、まだもっぱら鑑賞するのみです。私が求めた緑色の瓶は韓国焼酎の緑色の瓶を再生したシリーズなので、焼酎を飲むたびにガラスの不思議に思いが及びます。この投稿の慶州での展示は残念ながら見に行けなかったので、次に見に行ける機会を心待ちにしています」

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田中里姫

編集長 MAKI

「アートと日常の器の境界線に佇んでいるような、不思議な存在感を放つ田中里姫さんのガラス作品。淡い色彩のグラデーションと幾重にも重なるようなフォルムが、複雑かつ幻想的な雰囲気を生み出していて、他にはない魅力を感じます。以前、グループ展で酒器を実際に目にした時にも、決して派手な主張をしているわけではないのに、なぜか空間の中で一番印象的でした。光が差し込むリビングに置いたら、時間によって違った表情を見せてくれそう。ふと眺めたくなる、そんな作品です」

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河内あさこ

エディター NORI

「いつか手に入れたいとずっと思っている河内さんの脚付きのグラス。まるでガラスがぐにゃぐにゃと自ら動いてその形になったかのような、超有機的フォルムはもちろん、卓上の世界観を演出してくれそうな、夢心地系のパステルカラーに思わず引き込まれます。使っていない時もきっとオブジェの様な存在感があると思うので、あえてオープンな棚に飾っておきたいグラスです」

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おおやぶみよ

アシスタントエディター RINA

「夏は視覚的にも涼を求めるのか、普段の食事でもガラス食器を使用することが増えてきました。そんな中で今年ゲットしたいと思っているのが、おおやぶみよさんのガラス作品。沖縄・読谷村を拠点に活動している作家さんなのですが、おおやぶさんの作品はハンドメイドならではの気泡が美しい作品が多く、つい惹かれてしまいます。私も大人と言えるような年齢になってきたので、この夏を機に涼し気なグラスやプレートを集めてみようかなと考えています」

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中原司

ブランデッド コンテンツ シニアエディター TORU

「ガラスそのものが本来備えている『質感』『色』を純度高く表現していらっしゃるなー、と初見で感動しました。ガラス単体の作品はもちろんですが、金属のフレームと組み合わせた試みも実に惹かれるものがあります。テーブルトップに分厚い板ガラスを用いた家具的な作品もありまして、こちらは独特のプロポーションが魅力です。家具の文脈では、ガラスは硬質でストイックな素材という位置づけですが、中原司さんの作品は不思議と柔らかさをも感じさせる少し逆説的な佇まいが記憶に残ります」

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小牧広平

アシスタントエディター TOMOYO

「均一で完璧なプロダクトも素敵ですが、小牧広平さんのつくるガラスは、『不揃いであることの愛おしさ』を教えてくれます。吹きガラスならではのぽってりとした厚みと、ひとつひとつ表情が異なる揺らぎ。それはまるで、熱いガラスが生きている一瞬の姿を、そのまま閉じ込めたかのようです。だからこそ、いつか個展でたくさんの作品のなかから『私の手に一番しっくり馴染むもの』をじっくり時間をかけて選びたい。あえて気取って飾るのではない、洗って水切りカゴに無造作に伏せてある姿さえ、どこか絵になりそう。そんな何気ない日常に寄り添う姿に想像を巡らせながら、いつか我が家に迎え入れる日を心待ちにしています」

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TOUMEI

エディターKAORI

「TOUMEIはそれぞれアーティストとして活動していた和田朋子さんと高橋漠さんが立ち上げた、ガラスウェアブランド。 もったいぶるのではなく、毎日使いたくなるような軽やかなデザインとガラスという素材をストレートに楽しめる質感や色合いに惹かれました。特に写真のフラワーベースは、さっと花を挿すだけでインテリアに心地よい華やぎを添えてくれそうです。オンラインストアも充実しているので、大切な人への贈り物にもピッタリだなと思います」

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