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「参考にしたいから、写真だけ送って」娘の自由研究を送った数日後、展示に同じ作品が2つ並びました

  • 2026.8.27
ハウコレ

個別のチャットに既読がついてから、返事が届くまでには間がありました。長い文面に書かれていたのは、私の知らない約束のことでした。

写真だけ、というお願い

娘と同じクラスの女の子のお母さんとは、送り迎えで顔を合わせる程度の間柄です。夏休みが終わる少し前、その人から個別のチャットが届きました。「参考にしたいから、写真だけ送って」。娘は毎日容器の水を替え、変化を用紙に書き込んでいました。その記録を私は角度を変えて3枚撮り、そのまま送りました。ほどなくして、もう1通が届きました。「ごめん、作り方も教えてほしい」。容器の大きさと、水を替えた間隔を箇条書きにして返しました。娘の取り組みが誰かの役に立つなら、うれしいと思いました。

展示の写真に並んでいた2つ

新学期が始まり、グループチャットに保護者の誰かが撮った展示の写真が流れてきました。並んだ机の端に、娘の作品がありました。その隣にもう1つ、容器の並べ方まで同じ作品が置かれ、カードには別の名前が書かれています。同じ植物を選んだだけなら偶然で済みます。けれど、水を替えた回数を書いた欄の並びまで同じでした。娘に見せる前に確かめておきたくて、私は個別のチャットを開いて送りました。「うちの子の作品と、よく似ている気がして」。既読がついたのは、送ってすぐでした。

返ってきた長い文面

返事が届くまでには間がありました。文面は長く、初めのほうにこう書かれていました。「娘たちが、同じものを作る約束をしていたみたいで」。続けて、もう1つ書かれていました。「間に合わなくて、ほとんど私が作りました」。最後には、謝罪と、学校へ自分から説明するという言葉が添えられていました。私は画面を置き、宿題の残りを広げていた娘に、あの子と何か約束していたのかと聞きました。娘は鉛筆を置いて答えました。「同じ植物で作ろうねって、約束したの」。同じ題材を選びたかったのは子どもたちでした。ただ、娘が続けた記録まで同じ形で提出されたことは、その約束だけでは説明できませんでした。

そして...

展示カードは、その子が実際に観察した内容だけを記したものへ差し替えられたそうです。私の手元には、娘が返してもらった記録用紙が置いてあります。次に写真を頼まれたときは、何に使うのかを確かめ、娘にも話してから送るつもりです。

(30代女性・パート)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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