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「どうして先に、私に言ってくれなかったの」私の書類を上司へ運んだ、隣の席の同期

  • 2026.8.27
ハウコレ

休憩から戻ると、私の机にあったはずの注文書が、上司の席の上で開かれていました。彼女も確かめたはずの書類なのに、呼ばれたのは私だけです。エレベーターの前で理由を聞いたとき、返ってきた答えは一言だけでした。

2人で確認して回す決まりでした

私は営業事務をしていて、同期の彼女とは席が隣です。注文書は、書いた人ともう1人が数を確かめ、隅の確認欄に日付を書いてから出す決まりでした。その日、戻ってきた書類を見返して、注文の数を間違えていたことに気づきました。300個と書くはずのところが、3000個になっていたのです。直し方を調べようとした私の目に、確認欄に並んだ彼女の日付が入りました。2人で見て、2人とも通した数字でした。

上司が私の席まで来ました

上司は書類を持って私の席まで来て、「注文の数、もう一度だけ見せてもらえる?」と言いました。私は間違いと訂正の予定を説明しました。上司は分かったとだけ答えて、誰から聞いたのかは口にしませんでした。休憩の間にあの書類を持ち出せたのは、隣に座っている人だけです。あと少し待ってくれていたら、私は自分の口で伝えられたはずでした。

エレベーターの前で聞いたこと

私は帰り支度をゆっくり進めて、彼女が先に立つのを待ちました。エレベーターの前で横に並び、「どうして先に、私に言ってくれなかったの」と聞きました。彼女は「私の口から先に言うほうが、早いと思ったから」とだけ答えました。彼女も確かめた側だということは、責任のなすりつけに聞こえる気がして、口に出さずにおきました。扉が開いて、彼女が先に乗りました。

そして...

注文書を書き終えたら、数の欄を指で押さえて読み上げてから、日付を書いています。彼女の日付が入ったあの書類は、今も同じ束の中にあります。あの数分に何があったのかは、まだ聞けずにいます。

(20代女性・営業事務)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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