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「ここまでして場所を取らなくてもいいか」運動会の場所取り。だが、思わぬ光景に絶句

  • 2026.8.12
「ここまでして場所を取らなくてもいいか」運動会の場所取り。だが、思わぬ光景に絶句

余裕だと思っていた、運動会の場所取り

もう何十年も前、長男が小学一年生だった頃の話です。

当時、息子が通っていたのは市内でも児童数の多い小学校で、運動会の日には多くの家族が校庭に集まりました。

観覧場所は自由席で、少しでも見やすい場所を確保しようと、朝早くから場所取りに来る保護者も少なくありませんでした。

我が家は学校から歩いてすぐの場所にあったため、私は「少し早めに行けば十分だろう」と考えていました。

そこで家族より先に一人で家を出て、敷物を抱えて学校へ向かったのです。

ところが、校門をくぐった瞬間、その考えが甘かったことに気づきました。

校庭の観覧エリアにはすでに大勢の保護者が集まり、前方の見やすい場所には次々と敷物が広げられていました。

「そこ、さっきから並んでいましたよね」

「でも、もう空いていないじゃないですか」

少し離れたところでは、場所をめぐって二人の保護者が言い合っています。

別の場所でも、

「ここは家族があとから来るので」

「少しだけ詰めてもらえませんか」

と、互いに譲れない様子で話していました。

場所取りを諦め、一度家へ戻った

もちろん、誰もが我が子の姿を少しでも見やすい場所で見たいのでしょう。

その気持ちは私にもよく分かります。

ただ、あちこちで場所を確保しようとする人が行き交い、敷物の隙間を探して歩く光景を見ているうちに、私はだんだん気後れしてしまいました。

無理に前へ入れば、今度は自分が誰かと揉めることになるかもしれません。

「ここまでして場所を取らなくてもいいか」

そう思い、私はその朝の場所取りを諦めることにしました。

敷物を抱えたまま一度家へ戻ると、妻に校庭の様子を説明しました。

「もう前のほうはいっぱいだったよ。かなり混んでいた」

妻も驚いていましたが、結局、私たちは開会時間に合わせて長男のきょうだいも連れ、家族そろって改めて学校へ向かいました。

前方の場所はすでに埋まっていたため、少し後ろの空いている場所から観覧しました。

それでも、長男が一生懸命走る姿を見ることはできました。

今振り返れば、当時は児童数も多く、保護者が集中すれば場所取りが混雑するのも無理はなかったのでしょう。

それでも、子どもの運動会を楽しみに集まった大人たちが、場所をめぐって険しい表情になっていたあの朝の光景は、何十年たった今でも妙に印象に残っています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、60代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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