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「財布忘れたから立て替えて」1,000円を数週間返さなかったママ友。私が切り出した瞬間、隣のママ友が言ったこと

  • 2026.9.21

会計の直前に、ママ友が言ったこと

子どもを園に送ったあと、同じクラスのママ友と近くの喫茶店に入った。モーニングのトーストとゆで卵を前に、朝の支度の苦労話をしているうちに、気づけば一時間が過ぎていた。

「そろそろ出ようか」

私が伝票を手にすると、ママ友がバッグの中を探し始めた。何度か中をのぞいたあと、「あれ?」と小さく声を上げた。

「どうしたの?」

「やばい、財布ない。家に置いてきたかも」

もう一度バッグの中を確認してから、困った顔で私を見た。

「ごめん。今日だけ立て替えてもらっていい?」

「うん、いいよ」

そんな日もあるだろうと思い、私は二人分をまとめて支払った。ママ友の分は1,000円だった。

店を出るとき、ママ友は「ほんとごめんね、助かった」と言っていた。

ところが、その後も園の門の前で何度か顔を合わせたものの、お金の話は出なかった。

「今日も朝からバタバタだったよ」

「分かる。うちも全然準備してくれなくて」

そんな話をして別れるたび、私は「あの1,000円…」と思った。それでも、1,000円のことで催促するのも細かいと思われそうで、なかなか言い出せなかった。

別のママ友がいたお茶の席で

数週間後、別のママ友も誘って三人でお茶をすることになった。

もしかしたら今度こそ思い出してくれるかもしれない。そう思っていたが、その日の会計でも、ママ友は自分の分だけを普通に支払った。

店を出る準備をしているとき、私は思い切って声をかけた。

「あのさ、そういえばこの前のモーニング代なんだけど……」

ママ友は一瞬きょとんとしてから、はっとした顔になった。

「えっ…私、まだ返してなかった?」

「うん。あの日、1,000円立て替えた分」

「うわ、ごめん。完全に忘れてた」

そう言ったあと、ママ友は少し気まずそうに笑った。

「次に会ったときでもいい?」

私は一瞬、返事に迷った。すると、隣で上着を着ていたもう一人のママ友がこちらを見た。

「今日、お財布あるんだよね?」

「うん、あるけど…」

「じゃあ、今返しちゃえば?そのほうがお互い気にならないでしょ」

責めるような口調ではなかった。ただ、ごく普通のことを言うような声だった。

ママ友は少し黙ったあと、「…そうだね」と財布を開いた。

「ごめんね。本当に忘れてた」

そう言って、1,000円札を私に差し出した。

「ありがとう。私もなかなか言い出せなくて」

「いや、こっちこそごめん」

それで話は終わった。

店を出るときには、三人ともいつも通りだった。「じゃあ、また園でね」と声をかけ合い、それぞれ帰る方向へ向かった。

大きな金額ではなくても、お金のことを曖昧なままにしていると、思った以上に気になってしまうものだと感じた。私も遠慮して抱え込まず、もっと早く一言確認しておけばよかったと思う。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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