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「写真が得意アピール?」と口にしてしまった私→後日渡された1枚に写っていたもの

  • 2026.8.5
ハウコレ

娘の写真はスマホに100枚ほどあるのに、私が一緒に写ったものは1枚もありませんでした。

行事の受付で大きなカメラを持つママを見たとき、写真への引け目を隠す代わりに、私は相手を傷つける言葉を口にしました。

100枚の写真にいない私

娘の写真を撮るのは、いつも私の役目でした。スマホには笑った顔や遊んでいる姿が並んでいましたが、娘と一緒に写る私は1枚もいません。

周りの家庭が撮った写真を見ると、明るさも構図も自分のものより整って見えました。運動会の受付で、大きな望遠レンズを提げたママを見たとき、ため込んでいた引け目が言葉になりました。

「高そうなカメラを持ってきて、写真が得意アピールするのやめてもらえませんか?」

返ってきた2つの事実

彼女はカメラを持ったまま答えました。

「今日、園から行事の撮影を頼まれているんですけど」

続いて、もう1つ伝えられました。

「去年の園のパンフレットに載っている写真も、私が撮ったものです」

入園前に何度も見返したパンフレットの写真でした。私は「すみません」とだけ答え、受付を済ませて保護者席へ向かいました。自分が写真に自信を持てないことと、彼女がカメラを持っていた理由には、何の関係もありませんでした。

スマホを下ろしたかけっこ

娘の順番が近づくと、私はいつものようにスマホを構えました。けれど、上手に撮ることばかり気にして、娘の姿を自分の目で見ていなかったことに気づきました。私はスマホを下ろし、両手を振って娘の名前を呼びました。

少し離れた場所で、彼女のレンズがこちらを向いたように見えましたが、娘を追うことに集中しました。

そして...

後日のお迎えで、彼女から写真を1枚渡されました。

「よかったら。お子さんと一緒に写っているもの、貴重だと思うので」

そこには、口を開けて声援を送る私と、その前を走る娘が写っていました。

「娘と一緒に写っている写真、1枚もなかったんです」「勝手に決めつけて、すみませんでした」

写真を持ったまま、深く頭を下げました。100枚ほどの娘の写真に自分がいなかった寂しさを、私は彼女への攻撃に変えていました。

受け取った写真を見るたび、娘を夢中で応援していた自分だけでなく、相手を勝手に決めつけた自分のことも思い出します。

(30代女性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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