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「私から親戚に渡しておくね」義母に預けた夫婦のお見舞い金。1か月後、受け取った親戚が驚いた理由

  • 2026.9.20

夫婦の名前を書いたお見舞い

夫の親戚の家が大雨で被害を受けたと聞いたのは、夏の終わりのことだった。

遠くて片づけには行けないけれど、少しでも力になれればと、夫と二人でお見舞いを包むことにした。

白い封筒の裏に夫婦の名前を書いていると、義母から電話がかかってきた。

「あなたたちも、お見舞い用意してる?」

「はい。今ちょうど包んでいたところです」

「そうなのね。私も渡すつもりなの。親戚には私が会うから、よかったらあなたたちの分も私から渡しておくね」

直接届けてもらえるならありがたいと思い、お願いすることにした。

週末、義母が家に寄ったので、用意していた封筒を手渡した。

「これ、私たちからです。お願いします」

「うん、わかった。私から親戚に渡しておくね」

「ありがとうございます」

義母は封筒をバッグにしまった。そのときの私は、きちんと届けてもらえるものだと思っていた。

「義母さんからだと思ってた」

ひと月ほどして、被害を受けたその親戚と顔を合わせる機会があった。

私がお茶を用意していると、親戚が思い出したように言った。

「この前はお見舞いありがとうね。義母さんから受け取ったよ」

「いえ、大変でしたよね」

そう答えてから、少し気になって聞いてみた。

「私たちの分も一緒に預けていたんですけど…」

すると親戚は驚いたように私を見た。

「え、そうだったの?私、義母さんからのお見舞いだと思ってた」

責めるような話にしたくなくて、その場ではそれ以上聞かなかった。

その夜、夫に話すと、夫も首をかしげた。

「俺たちからだって、伝わってなかったってこと?」

「みたい。私たちの分も預けたって言ったら、びっくりしてた」

夫は少し考えてから、義母に電話をかけた。

「母さん、この前のお見舞いなんだけど。俺たちの分も預けたよね?」

「うん、預かったよ」

「今日聞いたら、俺たちからだって知らなかったみたいなんだ。ちゃんと伝わってなかったのかな」

電話の向こうで少し間があった。

「…そうなの。わかった。私からもう一度ちゃんと伝えておくね」

夫は「お願いするよ」とだけ言って電話を切った。

これからは自分たちで渡すことにした

それから十日ほどして、ポストに一通の封書が届いた。宛名には夫と私の名前が並んでいた。

中には、「お二人のお気持ち、確かに受け取りました」と丁寧な字で書かれていた。

夫は礼状を読み終えると、少し考えてから言った。

「今度から、こういうのは俺たちから直接渡そうか」

「うん。そのほうがいいね」

義母と大げさな言い争いになったわけではない。それでも、自分たちの気持ちは、自分たちから相手へ届けたほうが安心できる。

それ以来、お見舞いやお祝いは、できるだけ私たち夫婦から直接渡すようにしている。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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