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「もう来ないで、練習には出さないで」子供の喧嘩をきっかけに届いた長文→クラブのコーチに相談した結果

  • 2026.7.26

休み時間に起きた小さな衝突

娘は帰ってくるなり、膝の砂を払いながら言いました。

「押されて、転んだ」

休み時間にバスケットボールで遊んでいて、ぶつかったのだそうです。

相手は、同じミニバスケットボールのクラブに通う同学年の子。謝ってもらえなかったのが、いちばん悔しかったようです。

その悔しさを、娘は友達に話してしまいます。

「もう一緒にやりたくない」

言われた側にすれば、たまりません。二人はもともと、すれ違いが続いていました。

数日後、夫と2人でその子の家に伺いました。

娘の言い方で傷つけたことを詫び、家でも話しますと伝えたのです。

相手のママは玄関で、分かりましたとだけ言います。

終わったつもりでいたのは、私だけでした。

深夜に光った画面

枕元のスマホが光ったのは、深夜でした。メッセージアプリの通知が、続けて何度も震えます。

開くと、画面を埋める長さの文が並んでいました。

「毎回、娘にも話しますと言われますが、何か変わってます?」

「痛かったなら、どうして本人に言わないんですか」

指を滑らせても、まだ続きます。3日以内に父親を謝りに来させてほしい、という一行もありました。最後にはこうです。

「もう来ないで、練習には出さないで」

返信を打っては消しました。何を書いても、次の長文が返ってくると分かっていたのです。

のちに知ったことですが、相手のお子さんも学校を休むほどつらい思いをしていました。

あのママも、逃げ場がなかったのだと思います。

それでも、親同士で続ける限り子どもは救われません。

私は朝いちばんに、クラブのコーチと保護者会長へ相談しました。深夜のやり取りの画面も、そのまま見てもらったのです。

「これは、お母さん方で抱える話ではないですね」

その朝、コーチは体育館に集まった保護者の前に立ちました。

「今日から、子ども同士のことは保護者同士の直接連絡ではなく、私を通してください」

ざわめきが引きました。

「保護者同士で続けると、子どもが仲直りする前に、大人の話になってしまいます。全員に同じようにお願いします」

名指しはしていません。それでも、空気が変わりました。

前の列にいたそのママは、うつむいたまま小さくうなずきます。

スマホを鞄にしまうのが、後ろから見えました。

その夜から通知は鳴りません。父親を連れてこいという追及も、それきりです。

練習は子どもたちのものに戻りました。コーチは二人を同じチームに入れ、交代でパスを回させます。

数か月後の休憩時間です。娘が水筒を持って、あの子の隣に座っていました。

「次、一緒に走ろ」

どちらの声だったのかは、聞こえませんでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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