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若手を出さないクラブは生き残れない?FIFAの"強制起用ルール"にプレミアリーグが騒然

  • 2026.5.2

「若手をピッチに立たせなければ試合ができない」——そんな時代がサッカー界に到来するかもしれない。FIFAは今週バンクーバーで開催したFIFA理事会で、全クラブにU20またはU21のホームグロウン選手の常時出場を義務付ける規則の制定に向けた協議プロセスを全会一致で承認した。1年以内にFIFA理事会への正式提案を目指す方針で、移籍市場や戦術にまで影響が及ぶ可能性がある。例えば今季のプレミアリーグで該当選手をスタメン起用したことがないクラブは4つあり、衝撃の度合いはクラブによって大きく異なる。

U21スタメン0人が4クラブ……明暗が分かれるプレミアの現実

英メディア『The Athletic』の報道によると、今季プレミアリーグにおいてU21のホームグロウン選手をスタメンに一度も起用していないクラブがブレントフォード、リーズ・ユナイテッド、アストン・ビラ、バーンリーの4クラブ存在する。一方でマンチェスター・シティは33試合中30試合でU21ホームグロウン選手をスタメン起用しており、ニコ・オライリーが26試合に先発して貢献している。マンチェスター・ユナイテッドも34試合中20試合でコビー・メイヌーが先発に名を連ね、対応しやすい状況にある。なお「ホームグロウン」の定義は協議事項とされており、詳細は今後の関係者協議を経て確定する予定だ。

「出場義務なし」という抜け穴をFIFAが封じにかかる

米メディア『Sports Illustrated』が伝えたところでは、今回の規則が導入されれば、戦術的な選手交代の判断から移籍市場での補強方針に至るまで、クラブ運営の根幹に影響がおよぶとみられる。プレミアリーグでは現在、25人枠を満たす場合に少なくとも8人のホームグロウン選手の登録が必要だが、実際にピッチへ送り出す義務はない。同メディアによると、この「登録は認める、出場は問わない」という現行制度の抜け穴を封じる形が今回の提案の核心であり、各クラブの若手育成投資を実質的に強制する仕組みになるとの見方を示している。なお「ホームグロウン」の定義は協議事項とされており、施行時期は早ければ2027-28シーズンが想定されている。

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