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「ごめん、出先でなくしてしまったんだ」→マフラーの色が変わっていた、本当の事情

  • 2026.6.27
ハウコレ

黙ってやり過ごすつもりでした。けれど彼女からの短い問いかけが、隠していた出来事を打ち明けるきっかけになります。色が変わっていたことには、言いそびれていた事情がありました。

いつも巻いていたマフラーが、出先で見当たらなくなりました。鞄の中も、立ち寄った店も、思い当たる場所はひと通り探しました。それでも、出てきませんでした。彼女がくれたものだから、なおさら諦めがつかなかったのです。

同じものを、もう一度

同じマフラーをもう一度買えば、彼女には黙っていられる。そんな考えで、僕は売り場に向かいました。けれど棚に残っていたのは、ネイビーが一点きりでした。彼女が選んでくれたグレーは、どこを探しても見つかりません。迷いはしましたが、何も巻かずにいるよりはと、その一点を持ってレジに進みました。

お礼の写真のつもりが

もらった贈り物を並べて、友人たちにまとめてお礼を送りました。

「今年ももらってばかりです。みんなありがとう」

そのとき写真に写ったマフラーが、彼女のくれた色と違っていることに、僕は気が回っていませんでした。なくしたことを打ち明けられないまま投稿した一枚で、色の違いにまで気づかれるとは思っていなかったのです。

届いた短いメッセージ

しばらくして、彼女から短い問いかけが届きました。

「マフラー、色を変えたの?」

たった一行に、確かめるのを躊躇った気配が滲んでいました。隠したままやり過ごすこともできましたが、それでは色の意味を取り違えさせてしまう。僕は、なくしてしまったことを正直に打ち明けることにしました。

そして...

「ごめん、出先でなくしてしまったんだ。すぐ同じものを買いに行ったけど、残っていたのがその色だけで」そう正直に伝えると、彼女からは、ほっとしたような返事が返ってきました。気に入らなくて替えたのではないと分かってもらえて、僕も救われた気持ちになりました。なくした負い目は残りますが、黙っているより、ずっと良かったと思います。次は落とさないように、出かけるたび、このマフラーをしっかり巻いていくつもりです。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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