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「シンママの事情なんて関係ない」休みを独占する横暴職員を待ち受けていた『皮肉な末路』

  • 2026.5.12

病院で働いていた30代の頃のお話です。そこでは「希望休は古い順」という理不尽な暗黙のルールがあり、ベテラン職員が連休を独占していました。そんな中、現場の歪みを見逃さない正義感の強い女性が異動してきたのですが、実は彼女、プライベートではママ友!「公平な新ルール」に反発したベテラン職員が、自らの希望通り(?)に「古い順」の部署へ異動したことで迎えた、皮肉な結末をご紹介します。

画像: 「シンママの事情なんて関係ない」休みを独占する横暴職員を待ち受けていた『皮肉な末路』

休日は私のもの! 職場のシフトを牛耳る横暴なベテラン職員

私が以前働いていた病院には、自分の思い通りにシフトを操るベテラン職員がいました。

彼女は「私の方が長く働いているんだから優先されて当然」と豪語し、GWや年末年始、お盆といった大型連休はもちろん、週末の休みまで容赦なく独占していました。周囲のスタッフが「少しは譲ってほしい」とお願いしても、「私があなたくらいの時は、先輩が休みを取れるように自分から出勤を申し出たもんよ」と一蹴する始末。彼女の機嫌を損ねると露骨な嫌がらせを受けるため、誰も逆らうことができませんでした。

子供との時間が取れない……シングルマザーの苦悩

当時、私は2人の子供を育てるシングルマザーとして必死に働いていました。子供が保育園や学校がお休みの日くらいは一緒に過ごしてあげたい。しかし、そのベテラン職員が休みを独占するせいで、私は決まって休日出勤を強いられていました。

休みの日に実家でお留守番をさせられ、電話越しに「一緒にいたい」と泣く我が子の声を聞くたびに、胸が張り裂けそうでした。彼女に事情を話して数日だけでも休みを懇願したこともありましたが、「シングルの家庭事情なんて職場には関係ないでしょ」と冷たくあしらわれ、私は心身ともに限界を迎えていました。

現場を変えた新課長の着任

そんなある4月、職場に新しい看護課長が着任しました。なんとその課長は、下の子が通う園の同じクラスのお母さんで、個人的にも面識のある「ママ友」だったのです!

彼女は私と同じく子育てと仕事を両立してきた女性であり、母親としての苦労を深く理解している人でした。着任後、彼女はすぐに職場の不公平な実態を見抜き、全職員へ宣言しました。

「今後は、希望休は月に3日まで。不公平がないようローテーションで決めます」

「今までのやり方」を望んだベテラン職員の、皮肉すぎる結果

この新ルールに猛反発したのが、特権を奪われたあのベテラン職員です。「今までのやり方で問題なかった! 変える必要はない!」と課長に詰め寄りました。すると課長は、ニコリと微笑んでこう言ったのです。

「そうですか。では、あなたの理想通りになるように配慮しますね」

それは決して私情ではなく、「新しい方針に従えない職員を、適正な体制が維持されている部署へ配置転換する」という組織としての正当な業務判断でした。これまでの勤務態度や周囲への圧力的言動も問題視されていたため、結果として彼女は、今でも『在籍期間が古い順に休みが決まる』という暗黙のルールが残っている別の病棟へ異動することになったのです。

異動したベテラン職員を待っていたのは、皮肉な現実でした。そこでは確かに「古い順」に休みが決まっていましたが、異動してきたばかりの彼女はその病棟で「一番の下っ端」。結局、その年のGWも年末年始も、彼女は一日も休めず全出勤する羽目になったそうです。

自分勝手な理屈で他人を苦しめてきた人が、自分の望んだルールで自滅する……これ以上のスカッと劇はありません。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターが経験したエピソードを踏まえ、主観的な視点で表現しております。

FTNコラムニスト:藤野ゆうこ
2度の離婚を経て、シングルマザーとして介護職の管理者を務める現役会社員。現場で触れてきた数多くの家族の人生模様や、自身の波乱万丈な実体験をベースに、読者が同じ苦労をしないための教訓を込めたコラムを執筆。現在は介護現場や周囲への取材を通じ、嫁姑・夫婦関係・ママ友など、複雑な人間関係のトラブル解決に繋がる情報を発信中。

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