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定番のスパイス&ハーブで、アジアの人気料理を完コピ! 旅気分を味わうレシピ6選

  • 2026.6.12
TERUAKI KAWAKAMI

作るのにハードルが高そうに思えるアジアのごはんも、おいしさの核となるポイント食材があれば大丈夫。身近なハーブやスパイスをおいしさの“決め手”にするだけで、おうちでも手軽に本格的な味わいを楽しめる。

例えばハーブは薬味の枠を超え、野菜のようにたっぷり使うのがアジア流。スパイスはアジアの食文化を支える不可欠な存在。日々の料理に使うスパイスも組み合わせでアジアのおいしさを引き出してくれる。

食欲をそそる豊かな香りと、素材のうま味を引き出すおなじみのスパイスやハーブを上手に生かすだけで、驚くほど手軽に、おうちで旅気分のひと皿が完成する。

Photos : TERUAKI KAWAKAMI Cooking : YUKIKO MURAYAMA

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【タイ】あさりのバジル炒め

バジルの華やかな香りがあさりのうま味を引き立てる

タイの屋台やナイトマーケット、フードコートなどで広く親しまれている「ホイラーイパットナムプリックパオ」は、現地の定番おかず。

本場では「チリインオイル」と呼ばれる甘辛いチリペーストを使うが、赤唐辛子でも代用可能。

おいしさの鍵を握るのはバジルの使い方。現地では加熱するとスパイシーな香りが引き立つホーリーバジルを使うが、スイートバジルでもおいしく作れる。オイスターソースとナンプラーのコクにほんのりとした甘みが加わり、ごはんが抜群に進む一品だ。

メイン食材
あさり/バジルの葉/赤ピーマン/ナンプラー/オイスターソース

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【スイートバジル】
イタリア料理だけでなく、タイをはじめとするアジア料理でも広く愛されているハーブで、爽やかな甘みと、ほのかにスパイシーで微かに甘い香りが特徴。

イタリアのジェノベーゼソースやカプレーゼ、アジアのガパオ炒めなどに使われ、生のままちぎって料理の仕上げに添えたり、炒め物の風味付けとして活躍する。

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【タイ】ゆで豚のライムソースがけ

パクチーの丸ごと使いで、香りと食感にアクセントをプラス

タイの食堂や屋台、ナイトマーケットでおなじみの「ムーナマオ」は、ライム果汁ベースのタレで味わうタイ風豚しゃぶサラダ。

メニュー名の「ムー」は豚肉、「マナオ」は強い酸味と爽やかな香りが特徴の現地で定番の柑橘のこと。今回は手軽に手に入るライムで代用。

味の決め手は、大量に加えるパクチーだ。そのパワフルな風味により、シンプルな料理がインパクトのある味わいに仕上がる。

メイン食材
豚肩ロース肉/パクチー/青唐辛子/ナンプラー/ライム

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【パクチー】
パクチーは葉だけでなく、茎や根に至るまですべてがアジア料理に不可欠なハーブ。独特の強い青臭さと、柑橘を彷彿させる爽やかさを併せ持つ香りが特徴だ。好みが分かれやすいものの、料理に奥深いコクと清涼感を与えてくれる。

その活躍はアジア料理だけでなく、中南米のサルサや欧米の肉料理の薬味としても愛されており、世界中で重宝される万能食材。

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【ベトナム】揚げ魚とディルのスープ

ディルの爽快な香りと甘みでふくよかな味わいに

ディルは魚料理と好相性。ベトナム北部の郷土料理「揚げ魚とディルのスープ」は、魚のうま味が溶け込んだクリアなスープに、揚げた魚とディルをたっぷりと加えた一品。首都ハノイには、このスープに米粉麺を入れた「ブン・カー」を提供する店が軒を連ねる。

「ブン」は米麺、「カー」は魚の意味で、現地では淡水魚で作ることが多いが、手軽な白身魚でもおいしく作れる。

ベトナムでディルは単なる飾りではなく食べる香菜。野菜感覚でたっぷりと加えることこそが、おいしさのポイント。

メイン食材
白身魚/ミニトマト/ディル/万能ねぎ


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【ディル】
ディルはすっきりとした甘みのある爽やかな香りと、ほのかな苦みが特徴のハーブ。清涼感ある味わいは魚の生臭さを消す効果があり、北欧のサーモン料理や欧州のマリネ、ピクルスには欠かせない。

その活躍はヨーロッパに留まらず、アジアでもインドのカレーやベトナムの魚料理「チャーカー」などに広く使われている。スープやサラダの仕上げにも重宝する、まさに愛されハーブ。

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【香港】牛バラカレー麺

八角や五香粉の香りでカレーがチャイニーズ風に

とろとろに煮込んだ牛バラ肉をトッピングした「牛腩麺(ガウナンミン)」は、香港B級グルメの代表格。現地ではワンタン麺と並ぶ定番の麺料理。

スープはクリアなあっさり系とカレー味の2種類があり、今回は香港っ子にも人気のカレー味レシピをご紹介。

その味の決め手となるのはスターアニス。市販のカレー粉に加えるだけで、本場っぽい味を再現できる。

食材
牛バラ肉(塊)/玉ねぎ/八角/カレー粉/五香粉/紹興酒

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【カレー粉】
カレー粉は、ターメリックやクミン、コリアンダーなど十数種類以上のスパイスを配合した万能調味料。インドの味をルーツにイギリスで開発され、日本にも定着した。カレーだけでなく、炒めものやスープに一振りするだけで味に深みと辛みをプラスしてくれる。

【八角】
八角は星型をしたスパイスで、アニスに似た甘く濃厚な香りが特徴。中国料理の東坡肉(トンローポー)や台湾のルーロー飯など、肉の煮込み料理に欠かせない。甘い香りは菓子とも相性が良く、ヨーロッパではクッキーなどの焼き菓子やキャンディ、リキュールの風味付けとしても広く愛されている。

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【インドネシア】インドネシア風ビーフシチュー

スパイスの刺激と香りをココナツの甘さがやさしく包む

牛肉をスパイスとココナツミルクで煮込んだ、インドネシアやマレーシアの伝統料理「ルンダン」をアレンジ。

アメリカCNNの「世界で最も美味しい食べ物トップ50」で1位に選出された実績を持ち、今や同国を代表する名物料理として広く知られている。本場では10種類以上の香辛料をブレンドすることで、濃厚で食べ応えのある一皿に。

今回は香りのしっかりしたクローブ、カルダモンに八角、カレー粉で代用。レモングラスやコブミカンの葉などがあればより本格的な味わいになる。

メイン食材
牛バラ肉/玉ねぎ/八角/カルダモン/クローブ/ココナッツミルク

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【クローブ】
クローブは強い甘みとしびれるような刺激的な風味に爽快感のある香りが特徴のスパイス。肉料理と相性がよく、カレーやポトフなどの煮込み料理、チャイや焼き菓子、ジビエ料理などに幅広く使われる。

【カルダモン】
「香りの王様」と呼ばれるカルダモンは、柑橘類を彷彿させるすっと爽やかな上品な香りが特徴。肉の臭み消しはもちろん、北欧の焼き菓子やパン、コーヒーの風味づけなど、料理をワンランク格上げるスパイスとして重宝されている。

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【台湾】こしょう餅

サクサク食感の生地がスパイシーな肉汁をキャッチする

八角やクローブ、山椒など5種類をブレンドした五香粉は、中国や台湾の食文化を代表するスパイス。五香粉と黒こしょうをたっぷり効かせたジューシーな肉あんを、パイ風の生地で包んで香ばしく焼いた「胡椒餅(フージャオビン)」は、台湾の夜市や街頭でおなじみのソウルフードで、絶大な人気を誇る。

黒こしょう由来の爽やかな香りとピリッとした刺激的な辛みは、味の濃い肉料理と相性抜群!

生地も手作りしてザクザクとした特有の食感を楽しもう。

メイン食材
豚ロース肉/薄力粉/強力粉/五香粉/黒こしょう


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【黒こしょう】
黒こしょうは未熟な果実を乾燥させた、世界中で最も親しまれているスパイス。ワイルドさと爽やかさを併せ持ち、ピリッとした強い辛みがある。抗菌作用や生臭みを消す効果が高く、特にビーフステーキなどの肉料理には欠かせない。

【五香粉】
五香粉はスターアニスや花椒など、5種類(それ以上のものもあり)のスパイスをブレンドした中国の代表的な混合香辛料。甘くエキゾチックな香りが特徴で、一振りで本場の味に早変わり。肉や魚の揚げ物、肉団子など幅広い料理に大活躍。

『エル・グルメ』No.14 掲載

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