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【昭和のトマトスープ】揚げじゃがクルトンが絶品すぎる!トマトを煮込むのは「和風だし」だって!?

  • 2026.3.30

管理栄養士のともゆみです。揚げたじゃがいもをクルトン代わりにしてトマトスープの上にのせた「揚げジャガイモのトマトスープ」、聞いただけでおいしそう。洋風の料理ですが、和風のだし汁を使っています。普段わが家で作るトマトスープはコンソメを使っているので新鮮。しかもこれ、70年以上前のレシピなんです。どんな味になるのか、作ってみます!


「揚げジャガイモのトマトスープ」はこの雑誌から…

「揚げジャガイモのトマトスープ」を見つけたのは、農家向けの月刊誌『家の光』の別冊付録から。この雑誌は大正14年(1925年)に創刊されたJAグループのファミリー・マガジンなんです。「食と農」「暮らし」「協同」「家族」という4つを柱に、暮らしに役立つ情報を掲載しています。

100周年を迎えた『家の光』2025年5月号には「いま、よみがえる『家の光』台所の知恵ベストセレクション」という別冊付録が付いています。100年分の記事から厳選した「台所の知恵」を、現代でも実践しやすいようにアレンジして紹介していますよ。



「揚げジャガイモのトマトスープ」が掲載されていたのは、『家の光』昭和29年8月号。戦後、アメリカから小麦粉の食糧援助が行われた時代に「パンに向くお惣菜」として紹介されました。

70年以上前のトマトスープレシピ、さっそく作ってみましょう!

「揚げジャガイモのトマトスープ」の材料と作り方

【材料】
完熟トマト…2個(400g)
玉ねぎ…1/2個(100g)
じゃがいも…大2個(200g)
さやいんげん…5~6本
だし汁…700ml
塩…小さじ1と1/2
揚げ油…適量

※今回は3個で400gの中玉トマトを使用しました。



【作り方】
1. トマトは熱湯に入れて湯剥きをします。へたの部分は包丁で切り取ります。



2. 玉ねぎはみじん切りをします。



3. じゃがいもは皮を剥き、1cm角に切って水にさらしておきます。



4. さやいんげんはさっと塩茹でをして5mm幅に切ります。



5. 鍋に1のトマトを手で潰して入れます。だし汁を加えて中火にかけます。



6. 煮立ったらアクを取り、弱火にして5分ほど煮ます。



7. 玉ねぎを加え、フタをして弱火のまま20分ほど煮ます。


8. フライパンに揚げ油を入れ、160℃に加熱します。水気を拭いた3のじゃがいもを入れて、時々混ぜながらきつね色になるまで4~5分ほど揚げます。揚げたら油を切ります。



9. 7のトマトがとろとろになり、玉ねぎがやわらかくなったら塩を入れて味付けします。



10. 9のスープを器に盛り付け、8のじゃがいもと4のさやいんげんを散らして出来上がりです。



さっぱりしたスープに揚げポテトが合う



トマトのスープに和風だしが合わさることで、旨味がありながらとてもさっぱりとした味になりました。玉ねぎも炒めていないので、スープ自体に油分がなく、またトマトの酸味も合わさってすっきりとした味わいです。そこに油で揚げたじゃがいもが入るので、じゃがいものこってり感が足されるのがよくわかりますね。トマトのとろとろ加減もおいしいし、カリっと揚がったポテトにさやいんげんのシャキシャキ、いろんな食感が楽しめます。

トマトに含まれているリコピン

トマトの赤い色は色素成分「リコピン」によるものです。リコピンは体内で発生する有害な活性酸素を抑える強い抗酸化力があります。そのため、動脈硬化や高血圧、糖尿病などの生活習慣病や、がんなどを予防する働きがあると言われています。リコピンは熱に強く、加熱しても壊れにくく、また脂溶性なので油と一緒に摂ると吸収率がアップします。リコピンは他に、すいかやピンクグレープフルーツなどにも多く含まれています。

普段わが家で作るトマトスープは、コンソメなど洋風のだしを使っていますが、和風のだしの方がよりあっさりしたスープになりましたね。和風のだしとトマトの旨味が利いたあっさりとしたスープに、揚げポテトを浮かべてコクをプラスしたこの料理は、いまから70年以上も前に紹介されているとは思えないほど古臭さがなく、現代でも違和感のないスープだなと思いました。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版

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